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金スぺ

文鳥復活へ!高校生の取り組み

18.11.16

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愛知の金魚の産地といえば
弥富市ですが、
かつては"文鳥"の町
としても知られていました。

その文鳥にもう一度スポットを当てようと
地元の高校生たちが動き出しています。

国道沿いに立つ電話ボックス。
文鳥発祥地と書かれた石碑。
金魚の産地として名高い弥富市ですが、
かつては文鳥の産地でもありました。

その文鳥を飼育する農家が今、
ピンチなんです。

「子供たちの趣向が変わった。
 それで鳥屋さんも減少したし、
 売り先もなくなっていった。」
(文鳥生産者 青木光俊さん)

1970年代、小鳥ブームに乗って
子どもたちの間でブームとなった文鳥でしたが、
時代とともに生産数は減少。

最盛期には200以上あった農家が
いまではたった2軒になってしまいました。

弥富市に隣接する愛西市の佐屋高校。
農業科3年生の福澤真歩さんです。

「実習で文鳥の管理をしていて、
 文鳥のかわいさに引かれて、みなさんに伝えたいと思った。」
(佐屋高校 農業科3年 福澤 真歩さん)

真っ白な体の白文鳥は弥富が発祥といわれていて、
高校では6年前から地元で生まれた
白文鳥を繁殖させる活動を行っています。

メンバーは全部で5人。
福澤さんはそのリーダーです。

「繁殖に成功するのかという不安が一番大きい」
(佐屋高校 農業科3年 福澤 真歩さん)

白文鳥はもともと、黒い桜文鳥が
突然変異して生まれた種類のため、
他の品種より繁殖が難しいと言われています。

そんな中、福澤さんらは根気よく飼育を続け、
2017年、活動5年目にして
初めて白文鳥の繁殖に成功しました。

このうち今も高校にいるのは5羽。
その中のフランとトワがつがいとなり、
卵が産まれました。

「8日前に生まれた卵です」
(佐屋高校 生物生産科3年 福澤 真歩さん)

この日は検卵。
卵を取り出してライトを当てると

「有精卵。感動・・・!」
(佐屋高校 農業科3年 福澤 真歩さん)

卵はおよそ十日でふ化。
元気なヒナたちが誕生しました。
あれから3週間。ヒナの様子は・・・
羽も生えて元気に育っていました。

ところどころ残っている斑点は成長とともに消え、
このまま育てば3羽が白文鳥になるといいます。

「小さい頃は自分で餌を食べることができないので、
 2時間おきに餌をあげていました。」
(佐屋高校 農業科3年 福澤 真歩さん)

土日は高校が休みのため、
金曜日の授業が終わると自宅にヒナを持ち帰っています。

「青春を文鳥に捧げていると思うので、
 日に日に頼もしくなっていくなと。
 とてもうれしく思っています。」
(佐屋高校文鳥プロジェクト顧問 野澤更紗教諭)

「文鳥の文化を私たちで
 復活させたいと思っています。
 私たちだけではなく、
 後輩たちにも受け継いでもらえるように
 みんなで協力して行きたいと思います。」
(佐屋高校 農業科3年 福澤 真歩さん)

佐屋高校で生まれた文鳥が
全国に羽ばたく日が来るのも、
そう遠くないかもしれません。