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FEAUTURE特 集

ザ特集

IR誘致 市長発言のナゼ?

18.12.05

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名古屋市の河村市長が先週、
カジノを含む統合型リゾート
いわゆる「IR」の誘致について
市内だけでなく、三重県桑名市も
候補地に入れたいと発言したことで
他の自治体も巻き込んで
波紋が広がっています。


万博開催決定に沸く大阪。
ここで熱を帯びているのが、
カジノを含む統合型リゾート、
いわゆるIRの誘致だ。

2018年7月、参議院本会議で、
IR実施法案が可決、成立した。

年間1兆円以上の経済効果が試算される一方で、
治安の悪化やギャンブル依存症の
拡大につながるという指摘もあり
誘致にあたって賛否が分かれている。

現在、大阪府など、
複数の自治体が誘致にむけて
検討を始めていて、名古屋市もその一つ。
先週、河村市長から、こんな発言が...。

「名古屋の中心部、まず一つ。
 それから名古屋港。
 ナガシマスパーランド近辺。」
(名古屋市・河村たかし市長)

ナガシマスパーランドがあるのは三重県桑名市。
一体なぜ、河村市長の口から、
名古屋市以外の土地の名前がでてきたのか?

IR実施法によると、統合型リゾートを誘致する際には、
都道府県、または政令指定都市が、区域整備計画を策定し、
国に申請することになっている。
名古屋市が、ほかの自治体の土地を候補地に挙げることが可能なのか?
国に聞いたところ...

「一区域、一IR、一事業者、飛び地は不可」

内閣府の担当者に話を聞いたところ、
用地の確保は申請する自治体の中に限るのが原則で、
市外に飛び地を作ることも、認めないという。
ナガシマスパーランドの周辺にIRを誘致するには、
桑名市がある三重県が手を挙げるしかないのだが、
その三重県は...

「本県としましては、県がIRの県内誘致に
 主体的に取り組む意向はありません。」
       (三重県・鈴木英敬知事)

ときっぱり否定。

桑名市の伊藤徳宇市長もテレビ愛知の取材に対し、
「驚いている。IRについて、考えていなかった」とコメント。
今後、地域への経済効果も含めて
調査研究をしていきたいとしているが、
実際には、担当部署さえ決まっていないというのが現状だ。

愛知県の大村知事も...

「他県他市さんの話を勝手に言うのはいかがなものか。」
              (愛知県・大村秀章知事)

とあきれている。

それではなぜ、河村市長は、
他の自治体を巻き込んでまで
IR誘致に対する姿勢を打ち出したのか?
先週末、河村市長を直撃。
このときも、やはり桑名市への誘致は諦めていなかった。


「そりゃあの辺でやれれば、長島とか近所でやれれば
 ディズニーランドが1個できるということだでね。
 わかりやすく言うと。
 そりゃ名古屋の人もみんな楽しむでしょう。」

Q.市内は?
「名古屋市内でも探す。一応。」
       (河村たかし市長)

河村市長が桑名市を推すのは一体なぜか?


市長の発言の背景には何があるのか。
続きは6日です。