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FEAUTURE特 集

ザ特集

殺処分ゼロへ!"猫カフェ"の挑戦

18.12.13

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名古屋市西区で「猫カフェ」を経営する夫婦が
猫を殺処分から救う活動をしています。

「猫に恩返しをしたい」
そう考えたきっかけとは?

名古屋市西区にある、猫カフェ「ひだまり号」。
2階建てのバスを改造し店舗にしている。

経営しているのは、
祖父江吉修さんと妻の昌子さんだ。

「ひだまり号」にいる20匹あまりの猫は
すべて、名古屋市動物愛護センターから引き取った、
飼い主のいない猫だ。

こうした猫に新たな飼い主を見つけるのが
「ひだまり号」の目的だ。

「ひだまり号」を作ったのは、
5年前の、ある出来事がきっかけだった。

「私、息子を亡くしたんですよね
 その日の映像がフラッシュバックし
 病院でPTSDのうつ病だと診断されて
 この3年半ぐらい部屋から全然出られなくて」
(祖父江昌子さん)

当時23歳だった長男を亡くし
立ち直れずにいた昌子さん。
長男が好きだったという猫を飼うことにした。

すると・・・

「私が調子が悪かったり泣いてたりする時に
 そばに寄り添ってくれ」
(祖父江昌子さん)

さらに、知り合いから、
生まれてまもない子猫を譲り受けた。

このときの体験が、今の活動へつながった。

「(猫が)自分では生きられない状態なので
 私がご飯をあげなければこの子はすぐに死んでしまう
 その子の世話をしているうちに今まで小さい猫に
 助けられてきたけど恩返しをしようと思った」
(祖父江昌子さん)

この日、祖父江さん夫婦は新たに6匹の猫を
動物愛護センターから引き取った。

8月にオープンしてから新たな飼い主と
出会うことができた猫は約30匹。

しかし、飼い主に猫を渡して、
それで終わりではない。

「こちらのお宅には2匹譲渡した
 1匹は4月生まれの第一期生
 2匹目はその後に入ってきた
 サバトラ柄のかわいい女の子」
(祖父江昌子さん)

月に一度は、飼い主と連絡をとり
猫の様子を確認しているという。

植村さんは、3か月前に、
ひだまり号を訪ね、2匹の猫に出会った。

「(ひだまり号に)たくさん子猫が
 いたことにびっくりしました
 子猫ばかりあんなに見る事がなかったので
 殺処分される猫を1匹でも
 減らそうという気持ちを尊敬している
 すばらしい考えだと思う
 そこから1匹でも2匹でも
 迎えることができたら助けになると思って」
(植村知香さん)

「大きくなったし りりしくなった
 もっとあどけなかったのでうれしいです
 元気にしてくれているので何よりうれしい」
(祖父江昌子さん)

猫の命を救いたい。
昌子さんの強い思いが
「ひだまり号」を支えている。

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