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FEAUTURE特 集

ザ特集

外国人の進学阻む"言葉の壁"

18.12.19

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外国人の受け入れ拡大に向けた
法整備が進む一方で、
日本で暮らす外国人の子供たちの
進学率が伸び悩んでいます。

背景にあるのは「日本語の壁」でした。


愛知県が主催している日本語教室。
森本メリージェーンさんはフィリピン人。
2017年、子供2人とともに、
フィリピンから日本にやってきました。

「旦那さんが死んじゃって、子供たちと3人で日本に来ました。
 私はフィリピン人で子供は日本とフィリピン(国籍)」
            (森本メリージェーンさん)

森本さんは23歳のとき、46歳の日本人男性と結婚しました。
2人の子供に恵まれ、フィリピンで暮らしていましたが、
2年前に夫と死別。働き口のないフィリピンではなく、
日本で2人の子供を育てようと決めました。

2人の子供はフィリピンと日本、
2つの国籍を持っています。
長男の謙くんは14歳。中学2年生です。
次男の諒くんは12歳。小学6年生です。

来日して約2年。
友達もでき、日常会話の日本語はわかるようになりました。
でも授業で使われる日本語はまだ難しくて
わからないことも多いようです。

「一番は国語がやっぱり(苦手)。」
       (長男・森本謙くん)

謙くんは2019年春からいよいよ3年生。
その先を考える年齢になりました。

「高校に行きたい」
  (森本謙くん)
「謙ちゃんができるなら高校と大学(に行かせたい)」
            (森本メリージェーンさん)

愛知県国際交流協会には
県内で暮らす外国人から様々な相談が寄せられています。
県内には、15歳から17歳の外国人が、
約5000人暮らしているといわれていますが
これに対して高校に通う外国人は約1300人。
3割にも満たない数字です。

「学習言語は生活の言語と違うのですごく難しく感じる。
 言語(の習得)が追いつかないと進学まで至らない」
(愛知県国際交流協会 交流共生係・荒井 彰子さん)

お母さんも心配です。

「EXAM(試験)ができるかなあ、入試が一番心配」
             (森本メリージェーンさん)

「県内の小中学校では入り込み教室・取り出し教室とか
 外国人の子どもに対するサポートをがんばっている所もあるので
 そういったサポートを普及させていくことが大事」
               (荒井 彰子さん)

入り込み教室とは日本語の特別授業のこと。
通常の授業を受ける時間が減りますが、仕方ありません。

進学を阻む言葉の壁。
立ちふさがる壁は、ほかにもありました。


壁は言葉だけではありませんでした。
続きは20日放送します。