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FEAUTURE特 集

旬撮

密着 師崎左義長まつり

19.02.07

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知多半島の冬の風物詩、
「師崎左義長まつり」に
カメラが密着しました。

炎の中に倒れる大のぼり。
無病息災や大漁などを祈る
「師崎左義長まつり」。
室町時代から続くとされる伝統の火祭りだ。

知多半島の先端に位置する師崎は、漁業の盛んな港町。
そんな地元の漁師たちが、海の恵みに感謝するのが
毎年1月に行われる左義長まつりだ。
祭りに参加するのは25歳前後の若者が中心。
だが、2019年はいつもとは様子が少し違うようだ。


「師崎の中の5地区で一応やっていたが、
 今年からは荒井地区の一つだけということにになります」
          (師崎祭礼顧問長・山本宣夫さん)

"一つになる"というのは
祭りの見どころでもある
大のぼりを燃やす地区のこと。
かつては五地区すべてで燃やしてきたが、
担い手不足のため、2019年はとうとう
荒井地区だけになってしまったのだ。

18歳から祭りに参加している
漁師の荒井亮太さんは、
この状況を前向きにとらえている。

「ほかの、よその地区の人たちも来てくれるので
 師崎一体となって盛り上がればいいと思います」
            (漁師・荒井亮太さん)

大のぼりは祭りの前日に作られる。素材は和紙だ。
10人ほどの若者が集まり、一枚一枚張り合わせていく。
取り付ける数は縦に11枚、横に9枚だ。

つぎに張り合わせた和紙を麻糸で補強。
たて横ななめと格子状にはりつける。
のりが乾くと続いて判じ絵を書く作業だ。
絵と文字を組み合わせた判じ絵で、
大漁への祈りを表現するという。
デザインしたのは地元の切り絵作家・山﨑修さんだ。

「今年はイノシシ年。
 干支のイノシシをどこかに入れて、
(見た人が)どんな風に感じるか
 どんな風に読んでいただけるか
 という面白さがあります」
(切り絵作家・山崎修さん)

出来上がったのぼりがこちら。
長さ10メートル幅3メートルの大のぼりに描かれたのは、
港に干支のイノシシ。そして鯛と船。その意味とは...。

「祈る港にいの一番の大漁船、と考えています」
               (山崎修さん)

祭り当日。
船の神様"ふながみさま"が祀られるという
近くの寺では法要が営まれ、祭りの安全を祈願する。
実は祭りの火種はこの寺から分けられるのだ。

燃え盛る炎に一斉に向かう若者たち。
大のぼりは...。