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FEAUTURE特 集

ザ特集

セラピーホースで子どもたち変化が...

19.02.28

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障害のある人の心を癒したり
運動機能の向上を助けるという
「セラピーホース」。

田原市の牧場で
「セラピーホース」とのふれあいが
子どもたちにもたらしたある変化とは?


田原市の牧場、ピッコロファーム。
経営するのは長江清仁さんと妻の久美子さんです。

ここにいるロベルクランツは、
元競走馬からセラピーホースに転身しました。

この日、牧場にやって来たのは、大谷幸太郎くん。
ダウン症の男の子です。
月に2回、ホースセラピーにやってきます。


「全身の筋肉が弱い体質で生まれてきている。
 どうしても猫背になったり、
 歩く姿もよちよちしていたりとか
 ホースセラピーをやっていると
 普段の運動で鍛える筋肉とは
 違うところ、体幹が鍛えられる。」
 (幸太郎くんの母親・大谷裕子さん)


幸太郎くんは、1年前からここに通っていて、
ロベルクランツに乗った経験もあります。
ところがこの日は・・・。

「怖い イヤ イヤイヤ」
  (大谷幸太郎くん)

なかなか乗ることができません。
ロベルクランツは、幸太郎くんが乗るまで、じっと我慢です。

なんとか乗ることができました。
しかし・・・。

「うーん いやだ。」
 (大谷幸太郎くん)

幸太郎くん、なんだかさえません。
とその時、久美子さんが走りだしました。
持ってきたのは、ムチです。
ムチを腰につけて乗るのが、幸太郎くんスタイル。

Q.それはなに?
「ムチだよな 刀だもんな。
 刀があると勇気が出るみたいです。」
   (ピッコロファーム・長江清仁)


リラックスしてきた、幸太郎くん。
しかし、それとは対照的にロベルクランツは、
耳をピンと立て、周囲に注意を払います。

車が来ても、落ち着いています。
幸太郎くんの乗り方も上達していると言います。


「馬の背中の真ん中に乗っていられる。
 しっかり座っていられる。
 重心をかけてバランスを
 保っていられるようになったのは大きな違い。」
     (ピッコロファーム・長江久美子さん)


島田侑歩(しまだ・ゆうほ)くん。
生まれつき筋肉が弱いといいます。
でも、ロベルクランツに乗るときは。

「行ってきます!お母さん。」
      (島田侑歩くん)

もともと、馬に触ることすら、できなかったそうですが、
半年たった今では・・・、この余裕。

Q.ロベルクランツは平気?
「うん。」
(島田侑歩くん)

Q.なんでロベルクランツは平気なの?
「優しいから!」
(島田侑歩くん)

さらに、侑歩くんにはこんな変化も・・・。

「ありがとう。」
(島田侑歩くん)

Q.(これまでは)"ありがとう"はあまり言わなかった?
「あまり言わないですね。
(ロベルクランツに)乗るようになってからは
 ありがとうを言わないといけないのは分かっている。」
          (侑歩くんの母親・島田郁己さん)

ロベルクランツと触れ合い、変わっていく子どもたち。
牧場に笑顔が広がります。


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