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FEAUTURE特 集

金スぺ

河村市長 "ささしま地下道"の判断は?

19.03.15

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名古屋駅南側の再開発地区
「ささしまライブ」と
名古屋駅を地下道で結ぶ計画が
河村市長の反対で停滞しています。

建設を求める強い要望がある中、
市長はどう判断するのでしょうか?



「誰がどう考えても、作らない方がいい。
 あんたらでもわかるがねそんなの。」
      (名古屋市 河村たかし市長)

名古屋駅とささしまライブを結ぶ地下道。
なぜ建設計画が持ち上がったのでしょうか?

「人波がすごくて、
 前と違って歩けない。」
「人が多いので
 傘をさっきまでさしていたが、
 ぶつかって危ない。」
        (通行人)

現在、
名古屋駅からささしまライブに向かう歩道は、
人であふれています。

歩道の混雑緩和のため計画された地下道は、
笹島交差点とささしまライブを結ぶ約390メートル。

名古屋市が作成した資料によりますと、
地下道は、高さ3メートル、幅8.5メートル。
店舗はなく、動く歩道を造る計画です。

出入口は7カ所。

その建設地の地権者とも、
おおむね合意しているといいます。

計画では2017年度に完成予定でしたが、
まだ着工すらしていません。

それは市長が反対しているからです。

「地下道ではなく地上で、
 雨をしのげるようにして。
 歩道を拡充して、楽しくしようと。」
      (名古屋市 河村たかし市長)

地下道ができると
地上のにぎわいがなくなるという市長。

地下道ではなく、
ゴンドラやロープウエイを作る・・・
という案まで出しています。

地下道の建設を求める声は、
ささしまライブで
ビジネスをする人からも挙がっています。

名駅とのアクセス向上により、
地域がにぎわうというのです。

ある事業者は
「店を出したのは、
 地下道ができるといわれたから。
 これは名古屋市との約束だ」
といいます。

これに対し市長は・・・。

「地下道と言っても
(ささしまライブの)奥までいかない。
 目的地のない地下道でお店もない。
 390メートルも歩くわけ?
 地下道を作ったら、どうしてにぎわうの?」
      (名古屋市 河村たかし市長)

確かに地下道は、
ささしまライブの手前までしか通りません。

鉄道の高架があり、
これ以上伸ばすのは難しいといいます。

とはいえ、
地下道の設計費や地盤の調査費などで、
すでに2億円の税金が投入されています。


Q.地下道は絶対にない?

「ないというのが前提だけど、
 今まで約束していたと言われるので
 やる気はないけど
 どうしようもないならやりますかと。」
      (名古屋市 河村たかし市長)

しぶしぶ建設の方向に傾いている市長。
最終的な決断はいつ示すのでしょうか?

「みんながワーワー言ってどうしようもないなら、
 何のためにもならないけど」
      (名古屋市 河村たかし市長)

Q.いつまでに決める?

「夏までというか、春までというのか」
           (河村たかし市長)

建設を認めるかどうか、5月までに決めるとしています。

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