FEAUTURE特 集
ザ特集
知多半島にも"映画"を!
19.03.20
映画やドラマのロケを
この地方に誘致しようという
動きが活発になっています。
知多半島にも初のロケ支援組織、
フィルムコミッションが設立。
奮闘する1人の女性を取材しました。
ヒマワリ畑が印象的な映画
「世界でいちばん長い写真」
2018年6月に全国で公開されたこの映画、
すべてのシーンを愛知県知多半島で撮影した。
舞台となったのは、知多郡美浜町。
潮風から家を守るため、
コールタールを塗った"黒壁"や細い路地。
レトロな海の家がたつ海水浴場、坂道、
こうした田舎町の風情ある景色も
この映画の見どころだ。
なぜ美浜町が映画の舞台に選ばれたのか?
美浜町観光協会の伴さんに聞いてみた...
「実際に美浜町であった話が小説になって
それを映画化した経緯があって
美浜町で撮影が行われました」
(愛知県美浜町観光協会 伴友貴恵さん)
この映画は、
10代の心の成長を描いた青春群像劇。
消極的で人生の目的を持てずにいた主人公が、
あるカメラと出会い、
人生が鮮やかな色に変わっていく。
主人公が挑んだのは、ギネス記録に並ぶ、
長さ145メートルのパノラマ写真。
実際に美浜町にある日本福祉大学付属高校で、
卒業記念に撮影された実話がもとになっている。
映画の中にも登場する、美浜町のカメラ店。
公開後、思わぬ反響があったという...。
「聖地巡礼みたいなのあるじゃないですか
印象に残っているのは
埼玉からわざわざ来てくれた人がいて
美浜町としてはありがたいなって・・・」
(写真館やまもと 山本貴文さん)
映画のロケ地を訪ねる聖地巡礼ツアーに
一役買っているのが、このロケ地マップ。
伴さんが映画の公開に合わせて手作りした。
「監督が自転車でロケ地を回って
見つけた場所なので
その分1つ1つのロケーションを
大切にしたいという思いがあって
手作りさせてもらった」
(愛知県美浜町観光協会 伴友貴恵さん)
伴さんは、この映画の撮影に刺激され、
自身が働く美浜町観光協会に
フィルムコミッションを立ち上げた。
フィルムコミッションとは、
映画やドラマのロケ隊を誘致し、
撮影の支援を行う非営利団体。
全国に109の団体がある。
その土地に関する情報を広め、
観光の振興につながると期待されている。
三重県桑名市の「六華苑」。
山林王、諸戸家の邸宅として大正時代に完成。
2019年の大河ドラマの撮影で使われ、
観光客が増えている。
そんな話題のロケ地に伴さんの姿が...
果たして目的は...?