FEAUTURE特 集
金スぺ
"優しい"スパイスカレーとは?
19.04.19
複数の香辛料を組み合わせてつくる
スパイスカレーが人気です。
中川区には、
辛くても「体にやさしい」
スパイスカレーを作る店があります。
どんな味がするんでしょう、取材しました。
「カレーが大好き」という方、多いのではないでしょうか?
ある調査では、
人口10万人あたりのインド料理店の数で、愛知県は全国3位。
ここ数年はスパイスカレーのブームも盛り上がっています。
人気のスパイスカレーとはいうものの、
どれくらいのスパイスが使われているのか想像もつかなかったので、
ある研究会で教えていただくことに...。
カレーを愛してやまない方たちが、月に1回ほど集まり、
「スパイスカレー」を研究しているとのこと・・・。
この日は、
用意した20種類のスパイスを調合し、
スパイスチキンカレーを作っていました。
講師の林さんは薬膳も研究している方で、
スパイスには色々な効能があるので、
食べる人に合った組み合わせによって、
薬膳と同じ効果が期待できると話していました。
できあがったスパイスチキンカレー。
私もおいしくいただきました。
体に優しいスパイスカレーを食べてもらおうと、
スパイスの配合や食材にこだわる女性のカレーハウスが、
名古屋市中川区にあります。
カレーの仕込みに5日間かけるため、
お店をオープンしているのは週4日。
農薬の少ない野菜や果物を選び、
肉の脂肪は徹底的に取り除くなど、手間をかけるため、
メニューは週変わりの2種類だけ。
1日15食です。
「後からスパイスの香りと味が広がってくるんですね。
甘みもありながら辛味もありつつ、
まろやかさもありながらピリッとした感じもあって、初めて味わう感覚です。」
(宇野アナウンサー)
スパイスカレーは「医食同源」につながるという考えで、
試行錯誤を繰り返し、スパイスに向き合って30年経ってしまったと話す清水さん。
「とにかく添加物を使わないこと。
なるべく天然の物で、野菜もできるだけ農薬の使われていない物を。」
(ステッラ 清水紫さん)
スパイスカレーブームの秘密は、
食べる人のことを最優先に考えた
「辛くて優しい」ところにあるのかもしれません。