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FEAUTURE特 集

ザ特集

名古屋の映画館がアツい!

19.06.05

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名古屋に映画館が
続々、誕生しています。
全国的に映画館への入場者数が
減っている時代に、
『攻める』名古屋流のサービスとは!?

今年4月、中区にできたばかりの真新しい映画館。
中に入ってみると...ロビーには、たくさんの客が訪れている。
座席が売り切れる映画もあるほどの盛況ぶりだ。

「雰囲気が良いですね
 昔からの映画館という感じ
 メジャーな映画館ではやらない作品があるので
 シニアにはちょうど良いかな」
(客)

こちら「伏見ミリオン座」は、
大手配給会社が扱わない作品や映画祭などで話題になった
作品を上映する、いわゆるミニシアター。

今年4月に現在の場所へ移転リニューアルしたが、
どんな事情があったのだろうか?

「以前の土地が定借地権の関係で退去しないといけなかった
 近い所でこの場所があったので映画館を移転した」
(伏見ミリオン座 稲垣明子支配人)

リニューアルに伴い、スクリーンの数をこれまでの3つから
4つに増やしたところ、入場者数は5割増えたという
 
「やっぱり映画の作品は好みがすごく分かれるので
 客の選択肢が増えることで
 たくさんの客に来ていただける劇場になる」
(伏見ミリオン座 稲垣明子支配人)

伏見ミリオン座だけではない。
中区の大須商店街には、
2019年3月、新たな映画館がオープン、
2024年には名古屋市と松坂屋が進める
栄の再開発ビルにも、映画館が入る予定だ。

しかし、市場環境は厳しい。
映画館への入場者数は、
全国的にはピークの1958年の
約6分の1の水準で、横ばいを続けている。

ここ数年は、減少傾向で、
全国各地で映画館が消えているが、
名古屋では、客の動きにある変化が見られるという。

この地方の映画館事情に詳しい、
名古屋の老舗ミニシアター
「シネマスコーレ」の坪井さんは...

「1人1人が映画に対する見方や
 反応の仕方が良くなっている
 以前は年間1本しか見に行かない、
 または0本だった人が
 それぞれ5本ずつ追加している」
(シネマスコーレ 坪井篤史副支配人)

たしかに、映画館に足を運んだ客からは、
こんな声も...

「週末に暇だと大体来ます
 これも見たいあれも見たい結局全部見られないので
 いつも(一部の映画を)漏らしています・・・」
(客)

伏見ミリオン座の支配人によると、
客の年齢層も変わってきているという。

「一時期年配の客が中心だったが
 最近は20代後半~30代前半の客の来場が増えた
 大きいところではQUEENの、
 2018年に大ヒットした映画"ボヘミアンラプソディ"」
(伏見ミリオン座 稲垣明子支配人)

「ボヘミアン・ラプソディ」は、
イギリスのロックバンド
「クィーン」の軌跡を描いた映画。

2018年に公開された映画で最大のヒット作だ。

全国で公開されたが、なぜ、
名古屋の映画館の客足を伸ばす結果になったのか?

映画館側の努力もあるという。

「名古屋は"盛り"の文化と言いまして、
 あんかけスパゲッティみたいに
 スパゲティの上にあんを乗せて
 さらにエビフライを乗せる
 上に盛っていくのがとっても好き
 映画館がそれに対して
 うまく客の気持ちを高めるために
 盛っていっているのかというと
 実は・・・最近の映画館は応援上映をはじめ
 映画館では映画だけを見せるだけじゃない
 という思いが強い。
 それぞれの劇場が"盛り"の文化をやっている。」
(シネマスコーレ 坪井篤史副支配人)

名古屋の映画館に人を呼び込む、
"盛りのサービス"とはどのようなものなのか?


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