FEAUTURE特 集
ザ特集
浸水防ぐ 驚きの〇〇!!
19.06.27
毎年のように各地を襲う豪雨災害。
その被害を少しでも食い止めようと
愛知県の企業がある斬新な
商品を開発しました。
水を一滴も通さないという
その商品とは?
洪水が町を襲う豪雨災害。
人々の生命財産を脅かし、
甚大な被害をもたらします。
特に浸水の被害を受けやすいのが自動ドアです。
摩擦を減らしてスムーズに開閉できるよう
いたるところに隙間が空いているからです。
そんな自動ドアの弱点を克服したのが
清須市の豊和工業です。
この会社が開発したのがこちらの商品。
業界初といわれる、
防水機能がついた自動ドアなんです。
開発のきっかけは、2000年に起きた、
"あの"出来事でした。
「我々は2000年に東海豪雨に遭いました
浸水高が1メートル以上
我々の工場も水につかってしまって
その中でいかに企業を守ってゆくかを考え
防水製品の開発に取り組むようになりました」
(豊和工業 担当者)
この防水自動ドアをよく見ると、
なにやら穴があいています。
ドア枠の横には黒いゴムパッキン。
下にもゴムがはってあります。
本当に、これで浸水が防げるのか?
実験です。
まずドアを水槽で囲み、
外側に水を流してみました。
やはり隙間から水がどんどん入ってきます。
すると、
ハンドルを取り出して...
もう一箇所。
再び水を流してみると...
みるみるうちに水が溜まっていきます。
外側の水位はすでに50センチを超えたのに...
水が一滴も、漏れていません。
ドアのロックを外してみると...
ごらんのとおり
ロックをすれば、
250キロの水圧に耐えられるということです。
実はこの会社、50年以上前に、
日本で初めて防音サッシを開発した実績があります。
こちらのサッシ。
ハンドルを回すと、窓枠同士が密着します。
外からのうるさい音も...
お聞きの通り
この技術があったからこそ、
防水ドアの開発も可能だったのです。
豊和工業の防水自動ドア。
5月発売を開始したばかりですが
早くも企業などからの問い合わせが
相次いでいるということです。
「商業施設やオフィスビルのエントランスに
使ってもらえると有効だと思う」
(豊和工業 担当者)