FEAUTURE特 集
ザ特集
"ハニーさん"の挑戦
19.07.16
こちらの男性以前、この番組でも紹介しましたが
私たちが生きていくうえで欠かせないという
ある生き物の保護を訴えて世界中を飛び回っています。
「ハニーさん」と呼ばれるこの男性に密着しました。
船橋康貴さん。人呼んでハニーさん。
愛知県内でミツバチを育てている養蜂家です。
ハニーさんには訴え続けていることがあります。
それは...。
「ミツバチがいなくなってから慌てるのではなく
その前にミツバチを保護して何事もなかったことにしよう」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)
近年、飼っていたミツバチが突然いなくなったり、
死滅する事例が世界各地で報告されています。
「これが巣箱の中ですがこういう状態でハチがいなくなった」
おかしいなということをミツバチを飼っている人は肌で感じている」
(養蜂家)
EUではミツバチに有害だとの指摘がある、
「ネオニコチノイド系農薬」の屋外使用禁止が決定。
しかし、日本では現在も使われていて、
ハニーさんは強い危機感を持っています。
花から花へ飛び回るミツバチは野菜や果物の栽培に
欠かせない存在だからです。
「ミツバチの受粉によって食べものがある
それによって野生動物や人間の食がある
想定したくないけど食料危機になってしまう」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)
もともと環境コンサルタント会社の
社長だったハニーさん。
しかし、働きすぎが元で体調不良となり、
これまでの人生を見つめなおしました。
そんな時にミツバチの危機を知り、
今から10年前に「養蜂家」になりました。
この日、ハニーさんは東京で講演しました。
「今回はジョイジョイジョイという
世界を幸せにしようというプランニング・・・」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)
約60人の参加者を前に訴えたのは
身近な場所の環境から考えよう、ということです。
「まずは(自分の)半径10メートルを
楽園にしてください
ハーブが好きな人はハーブや果樹を植える
その時に自分の作った楽園に
除草剤 農薬 劇薬をまきますか」
ハニーさんは世界各地で講演活動を行っています。
共感する人は徐々に増えています。
「共鳴することばかりだったので
これは(ほかの人に)伝えるために呼んでもらった」
「みんなの価値観を変えていくきっかけになるのでは」
(参加者)
山梨県北杜市。2019年4月、自然豊かなこの地に
ハニーさんの姿がありました。
「ここがハニーファームの新しい事務所になります
ここを片付けると事務スペース 休憩スペースになります」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)
実はハニーさん、ここに新たな養蜂所を作ろうというのです。
ハニーさんに共感する人が場所を貸してくれました。
郵便配達がきました。
届いたのは...
「来たよ はい 運びましょう」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)
10万匹のミツバチです。
「この大自然の中で大喜びで
今自分たちの家の確認をしてます」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)
ハニーさんの新たな活動がここで始まろうとしています。
さらに...
ハニーさんは青森県にある
有名なリンゴ農園を訪れました。
その模様は17日お伝えします。