FEAUTURE特 集

ザ特集

養蜂家"ハニーさん"の挑戦

19.07.17

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ミツバチの保護を訴えて世界中を
飛び回っている養蜂家の男性に密着。

農薬を使っていないことで有名な
青森県の「リンゴ農園」で
ハチミツ作りに取り組みました。

その味は?


船橋康貴さん59歳。

愛知県内でミツバチを育てている養蜂家です。
愛称はハニーさんです。

ハニーさんには訴え続けていることがあります。

それは・・・

「ミツバチがいなくなってから慌てるのではなく
 その前にミツバチを保護して何事もなかったことにしよう」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)

近年、飼っていたミツバチが突然いなくなったり
死滅する事例が世界各地で報告されています。

ネオニコチノイド系といわれる農薬が
その原因との指摘もあります。

ハニーさんはミツバチの保護を訴えて世界中を
飛び回っています。

「まずは(自分の)半径10メートルを
 楽園にしてください
 ハーブが好きな人はハーブや果樹を植える
 その時に自分の作った楽園に
 除草剤 農薬 劇薬をまきますか」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)

山梨県北杜市。

2019年4月、
自然豊かなこの地にハニーさんの姿がありました。

ここにあたらしく養蜂場をつくり、
ミツバチの大切さを訴える催しを開くつもりです。

「ミツバチ体験会とかここが教室になって
 ミツバチの授業したりそういうのが一番いい
 ミツバチがいて生き物がいて森があって山々があって
 自然の営みの中に僕たちが生活できている話は
 一番(ほかの人にも)通じる」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)

2019年5月、この日、ハニーさんは
青森県のリンゴ農園を訪れました。

待っていたのは木村秋則さん。

実は、「知る人ぞ知る」人物です。

木村さんは、農薬を一切使わないでリンゴを栽培することに成功。
そのリンゴは「奇跡のリンゴ」といわれ、本や映画にもなりました。

ハニーさんは木村さんの農園にミツバチの巣箱を置くことを
提案しました。

「小さな生き物たちのお蔭で人間がいる
 環境を重視することが一番国の発展につながるのでは
(ミツバチの巣箱を置くことに)即OKしたんだ」
(リンゴ農家 木村秋則さん)

ふたりは意気投合し1ヶ月前に巣箱をおきました。

この日はじめてハチミツを収穫します。
その味は・・・
 
「なんかもったいない
 本当だ 超甘い!
 今までのハチミツと全然違う
 うん おいしい」
(リンゴ農家 木村秋則さん)

10年間、ミツバチを育ててきたハニーさんも
味わったことがないというほど甘いハチミツ。

「よかったなあ!」
(リンゴ農家 木村秋則さん)

「全部ハーモニーだと思う
 この草も、リンゴの木も特別
 初めて農園に入った時も
 ものすごい木からリンゴの香りがした」
(ハニーファーム代表 船橋康貴さん)

ミツバチの保護を訴え続けるハニーさん。
その活動はこれからも続きます。
  

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