FEAUTURE特 集
ザ特集
ドラゴンズが注目 ドラフトの逸材は!?
19.10.07
10日後に迫ったプロ野球ドラフト会議。中日ドラゴンズが注目する
2人の選手を直撃しました。
毎年数々のドラマが生まれる"プロ野球ドラフト会議
2018年は4球団競合の末、獲得した根尾選手や
大卒で4勝を挙げたを梅津投手など戦力補強に成功した中日。
2019年は誰を狙うのだろうか、中日のスカウトは?
「若い投手がそこそこ出てきたので、
強いて言うなら打者かなという気はしますけど、
投手の方が今年の評価においては非常に高いです。」
(中日ドラゴンズ チーフアマスカウト・米村明氏)
そんな米村さんが注目するのは・・・
最速154キロを誇る夏の甲子園準優勝投手
石川・星稜高校の奥川恭伸(やすのぶ)投手。
「球威とかスライダーと言われますけど
やっぱり制球力の良さが際立っていますよね。
ストレートにしろアウトコース低めに
ちゃんと制球できる投手なので
下手したら開幕からでもいけるんじゃないかな
という予想は付きますけどね。」
(米村明氏)
"高校生でも即戦力"と評価する米村さん
しかし当の本人を直撃すると
今の自分に満足してはいませんでした!
「まだ上で通用するような
制球力じゃないと思っているので
挙げたらきりがないというか、
全部伸ばしていかないといけないと思いますし
もう一回一からいろんなことに
取り組みたいと思っています。」
(星稜高校・奥川恭伸投手)
プロのスカウトも絶賛する実力を持ちながら
進化の歩みを止めない奥川投手。
そんな彼が追い求める理想像とは・・・
「バランス型というか、
巨人の菅野投手やメジャーに行っている
田中投手だったり前田投手だったり
そういうタイプを目指して
世界で活躍できる選手になりたい。」
(奥川恭伸投手)
そしてもう一人の注目選手が...
高校通算55本のホームランを放った超高校級スラッガー、
地元・愛知 東邦高校の石川昂弥(たかや)選手。
「センターからライト方面に長打が打てる。
ナゴヤドームでも30発打てるような素材に
なってくれるのかなという印象はありますね。」
(米村明氏)
2019年選ばれた18歳以下の
日本代表チームでは全試合で4番!
夏の大会後、すぐに取り組んだ
木製バットでのバッティング練習では
150キロのマシンを相手にバットを振り込んだ。
その成果は夢舞台での活躍へ向けて
少しずつ着実に実を結んでいる。
「まだ金属だったら入っている3打球でも
木製だと入らないということが何回もあったので
木のバットでもホームランが打てる
そういうパワーをもっとつけていきたい」
(東邦高校・石川昂弥選手)
そんな石川選手には理想とするバッティングが。
「大谷翔平選手のようなバッティングが理想です。
広角にホームランが打てるというのと
あまり強いスイングしているように見えないんですけど
打球が飛んで行くという。自分の理想としています。
球界を代表する選手になることはもちろんですけど、
"三冠王"を取りたい。
そういう目標を持ってやっていきたい。」
(石川昂弥選手)
運命のドラフトは17日。
果たして今年はどんなドラマが待っているのか...