FEAUTURE特 集

ザ特集

蜂の巣の重さを競う大会

19.11.06

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クロスズメバチの巣の重さを競う大会が
先日、岐阜県恵那市で行われました。

巣を育てること50年。

悲願の優勝を目指す男性に密着しました。

岐阜県中津川市の早川利廣さんは、
ヘボ、クロスズメバチの巣を育てて50年です。

昔から中津川市では、ヘボを食べる文化があり、
郷土料理の文化を守りたいとヘボの巣を作り続けています。

3日、恵那市串原で
「全国ヘボの巣コンテスト」が行われました。

ヘボの巣の重さを競う大会です。

26回目の2019年は、
合わせて115個の巣がエントリーされました。

早川さんは、2019年で16回目の出場です。

「串原の大会では (過去最高が)4位か5位
 自分の記録は更新したい、まだ6キロ超はないので」
(早川利廣さん)

集まった巣箱は、みな個性的。

植木鉢で作ったものや、六角形のものなどさまざま。
早川さんの巣箱は、小窓が付いているのが自慢です。

「めちゃくちゃ(蜂が)おるがや」
(来場者)

こちらの男性は、前回のチャンピオン、
中津川市の早川貴典さんです。

7キロ近い巣を作ったこともあり、大会2連覇中です。

この貴典さんにヘボの育て方を教えたのは・・・
早川さんです。

「師匠が弟子に負けとる。」
(早川利廣さん)

もう、負けられません!
いよいよ、測定開始。

「おーー、これは大きい。」

巣は、袋に入れて、測定します。

「2780グラム」

「2210グラム」

まもなく、早川さんの測定。
ところが、巣に異常が!

「巣が落ちた ここに空間がある」

移動中、巣箱から巣が落ちてしまいました。
バラバラでも測定できるのでしょうか?

巣は真っ二つ。
巣をかき集めて、袋に詰めます。

果たして、巣の重さは!?

「6390グラム」

目標の6キロを超えました。

「うれしい結果です
 前回の優勝者がまだ控えていますから」
(早川利廣さん)

さあ、貴典さんの巣の測定が始まりました。

「これはいくでー、こいつはいく」

確かに、重そうです。
早川さんの巣の重さは6390グラム。

果たして、超えるのか?

「6340グラム」

早川さんのヘボの巣が、
50グラム、上回りました。

初優勝です。

「(ヘボは)地元に根付いた地元でできる食材
 食べてもおいしいヘボの文化を次世代につなげていきたい」
(早川利廣さん)

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