FEAUTURE特 集

ザ特集

ドラ秋季キャンプ 今季大躍進のあの選手に注目

19.11.07

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来シーズンにむけて
戦力強化に力を入れるドラゴンズは
現在沖縄で秋季キャンプの
真っ最中です。

このキャンプで
さらなる飛躍を目指す
3年目の右腕に注目しました。

中日ドラゴンズ地獄の秋季キャンプ!
このキャンプで更なる進化を追い求める投手が...

「あぁー!!
 きついっす...きついっす...
 気合入ってるんで大丈夫です!」
(柳裕也投手)

今シーズンチーム最多の11勝!
初の2桁勝利をマークし、大ブレイクを果たした
プロ3年目の柳裕也投手!

2018年までわずか3勝だった柳投手は
なぜここまで勝利を積み重ねることができたのか
そこには大きな変化がありました

「一つ一つの球が力強くなったことが
 一番大きいかなと思いますね」
(柳裕也投手)

転機となったのは2018年の秋季キャンプでのこと
阿波野投手コーチに提案された
投球フォームの2段モーションへの変更
投球フォームの変更は
上手くいかなければ本来の持ち味すら失いかねない
リスクが伴ういわばもろ刃の剣です。

しかし
1年目は1勝、2年目は2勝と
周囲の期待に応えられず"崖っぷちの3年目"と位置付ける
柳投手に迷いはありませんでした

試行錯誤を繰り返しながら取り組んだ新たなフォームは
軸足にしっかりと体重が乗るようになり
球速が大幅にアップ

さらに体重移動がよりスムーズになったことで
制球も安定するようになったのです

大きな武器を手に挑んだ今シーズン
それはすぐに形となって表れました

進化を遂げたストレートで掴んだ確かな手応え

「すごくいい感覚だったので
 こういうふうに投げれば
 チームを勝たせることができるなと思いましたね」
(柳裕也投手)

そんな柳投手には来シーズンにつながる
ある特別な1勝が...
それは10勝目を手にした9月7日のDeNA戦
2ケタ勝利に王手をかけながら7試合
約2か月勝利から遠ざかっていた柳投手は
この試合で改めて
「一勝することの難しさ」を学んだといいます

「毎試合毎試合『勝ちたい』という気持ちは
 強く持っていましたし 何か意味があると思って
 すんなり10勝行くっていうよりは
 あの期間があってよかったなって思えるように
 これから先したいと思います」
(柳裕也投手)

苦難の乗り越え、技術だけでなく
精神面でも大きな進化を遂げた柳投手

8年間遠ざかる優勝へ
この投手の活躍がチーム復活のカギを握ります


「チームからも求められるものっていうのは
 高くなると思いますし
 僕自身も去年の数字を全て超えたいと思っているので
 去年とは違ったプレッシャーというのが
 自分の中にはあるので
 そういうものを強く自分にかけながら
 やっていきたいなと思います」
(柳裕也投手)


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