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FEAUTURE特 集

ザ特集

正捕手奪取に注目の選手は?

19.11.08


長年、正捕手が固まらず、
頭を悩ませている中日ドラゴンズ。
そんなチームで今シーズン、
成長を遂げた選手がいました。


球場で誰よりも声を張り上げ
ボールに食らいつくプロ5年目の加藤匠馬選手。
遠投100メートルを超える強肩に
付いたあだ名は"加藤バズーカ"

その強肩を武器に、初の開幕スタメンに抜擢されると
2018年までわずか5試合だった出場機会は
キャッチャーではチーム最多の92試合に激増します。

「去年までの自分を見れば、こんなに試合に
 出させてもらうってことは想像にもなかったですし
 今年の経験というのを来年以降に
 生かさないといけないかなと思います。」
(加藤匠馬捕手)


バッティングでもシーズン序盤では3割を超えるなど
正捕手の座へ申し分ない活躍を見せた加藤選手。


しかし大きな課題も...


苦手とするキャッチングでピンチを招き
大量失点につなげられる試合も多くありました。

さらに7月には成績不振から
約1か月の2軍落ちを経験するなど今シーズンは
納得のいくものではありませんでした。


「ピンチになると自分があたふたして
 ピッチャーにそれがうつってしまうので
 まずは周りをしっかりと見て、指示であったり
 声であったりというのは一つの僕の課題。」
(加藤匠馬捕手)


シーズンを終え、浮き彫りになった課題克服へ!
加藤選手は秋季キャンプで徹底的に自分を見つめ直します。
苦手とするキャッチングではブルペンで
一球でも多くの球を受けキャッチング技術を磨くと、
一日の最後にはコーチとマンツーマンで行う
地獄の守備練習でさらなるレベルアップを図ります。

そんな加藤選手には
来シーズンの正捕手奪取を狙う上で
大きな自信をつかむ試合がありました。

それが5月7日の広島戦。
先発・大野投手への好リードをみせ、
初回からスコアボードに0を並べると・・・

プロに入り初めて先発ピッチャーを完封に導いた一勝。


「キャッチャーで出ている以上は
 失点を少なくすることを考えていますし、
 1点取られたら2点目を防ぐ
 2点目を取られたら3点目を防ぐ
 10点取られたら11点目を防ぐということを
 口酸っぱくずっと言われてきたので
 完封できたということは自信にもなりますし、
 そういうリードを他のピッチャーでも
 できるようにしないといけない。」
(加藤匠馬捕手)


中日・不動の正捕手へ!
大きな成長を果たした加藤選手が
来シーズンへ更なる飛躍を狙います!

「やっぱり勝負している以上は
 勝ちにこだわっていきたいと思いますし、
 最後までマスクを被って試合に勝利することが
 キャッチャーとして評価されることだと思うので
 どんな形でも、1勝でも多く自分が
 マスクを被った試合は勝ちたいっていう気持ちは
 来年は今年以上にもってやっていきたい。」
(加藤匠馬捕手)


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