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FEAUTURE特 集

ザ特集

密着!豊橋"女子"刑務所

19.11.20

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豊橋市に女性受刑者を専門に
収容する刑務所があります。

しかし今、女性刑務官の
人材不足という問題を抱えています。



国内の女性受刑者の数は2018年末現在で3602人。
30年前の約2倍だ。

悩みや葛藤、そして使命感。
受刑者と対峙する女性刑務官に密着した。


豊橋刑務支所は2017年に男子刑務所から
変更された全国11番目の女子刑務所。
現在、150人あまりの受刑者を収容している。

ここで働く刑務官は約70人。
そのうち女性刑務官は52人だ。
法務省所属の国家公務員として、
受刑者の社会復帰を支えるのが仕事だ。


「連続無事故日数目標270日まで
 あと4日となりました。
 目標達成できるようにきょうも手元に集中して
 けがのないように取り組む事、いいですか」
(日勤担当・吉田刑務官)

「はい!」
(受刑者)


吉田さんは、刑務官になって6年目。
刑務作業の監督は、日勤の重要な仕事の1つだ。

刑務作業は、機械部品の組み立てなど
企業から依頼された仕事も多い。
社会復帰のために必要な作業だ。

この日、吉田さんは、
約20人の受刑者の作業を一人で監督していた。


「1日中立っているし何か他のところで
 緊急の事があった場合は休憩の時でも
 すぐに走っていかないといけないので
 体力的にはキツイです。」
(日勤担当・吉田刑務官)


大谷さんは刑務官4年目。
就寝時間の巡回は夜勤の大切な仕事の一つだ。


「受刑者の中にも不要な要求を
 何度も何度も言ってきたり
 中には暴れたりする人もいるので
 そんな時にもうちょっと人が欲しい。」
(夜勤担当・大谷刑務官)


刑務官は、一般の国家公務員に比べて
給与水準が12%程度高く、
育児休暇などの制度も充実している。
しかしそれでも女性刑務官の採用は毎年定員割れ。
人材不足が課題だ。


「どうしても入浴だったり身体検査であったり
 女性の職員が行わなければならない仕事が
 当然あるのでどうしても女性の職員が必要。」
(豊橋刑務支所・三井所長)


人手不足を抱える女子刑務所は今、
もう1つ、大きな問題を抱えていた。


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