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STORY

第4話 「分別のない名医」

2015年3月25日(水)

低体重児の手術中、問題が発覚する。対処法がなく窮地に陥るドハンにシオンはあることを指摘し、手術は無事に成功する。だが、院内の規則を破ったことにより、シオンの分も責任を取ったドハンには懲戒委員会により処罰が下される。自分が皆にかけた迷惑に気づかず、子供が助かったから良かったと言うシオンに、ユンソはチームワークに欠ける人間は守ってやれないと話す。同僚からも煙たがられたシオンは患者の子供たちの仲間に入ろうとするのだが…。

CAST

小児外科レジデント歴1年。幼い頃、自閉症とサヴァン症候群と診断される。天才的暗記力と空間認識力を持ち、7歳で人体器官すべての構造を把握。絵の才能もある。保健所の医師だったチェ・ウソクの後見のもと、医師を目指すように。患者である子供の気持ちを誰よりも理解し、すぐに友達になることができる。こうだと思うと決して譲らない頑固さがあるが、一度良さがわかるとハマりやすくもある。医学的知識やその応用力は優れている一方、極度の緊張時に発作を起こすなど、メンタル的な弱さも。山の頂上を食べているようで面白いという理由で三角形のおにぎりを常食。恋にはきわめてウブ。幼少期に受けた父親の暴力によるトラウマがあり、両親の記憶がない。

小児外科フェロー歴2年。美人で優秀、さらに姉御肌で、シオンを弟のように思い、厳しさと優しさをもって面倒をみる。一方で、小児外科医としての理想を取り戻させてくれたシオンに感謝している。正義感が強く思ったことははっきり口にする性格で、上司や患者の家族からは生意気と見られることもたびたび。小児外科で唯一ドハンにたてつくことができる存在である一方、ドハンの良き理解者でもあるため、信頼もあつい。酒癖が悪く、飲んで酔いつぶれ、間違って他人の部屋で寝てしまうなど失敗も多いが、明るくさばさばした性格のため憎めない。学生時代、ドハンに片想いしていたことも。自称「神が授けたボディ」だが、実のところは謎。

小児外科副教授で、小児外科の実質的トップ。小児外科学会で最年少会員に認められた実力をもち、どんな状況でも冷静に判断する有能な外科医。自他に厳しく、部下を叱っても褒めることはないため、ユンソ曰く「鬼教授」だが、部下の失敗は自分が負い、患者のことを第一に考える強い信念の持ち主で、皆もそれをわかっている。他の科からの誘いもあるが、劣悪な環境の小児外科にこだわり続けるのは、精神障害をもっていた弟を事故で亡くしたため。亡弟と重なり、シオンを受け入れることができなかったが、その才能と患者を思う純粋な気持ちに触れ、弟子として指導していくように。口には出さないが心優しく、医師として熱い面もある。


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