STORY
第2話
2024年11月15日(金)
婚礼の儀が行われ、王妃として新婚初夜を迎えたボンファン。絶対に衣を脱がされないように、結び紐を軍隊で習った縦結びにして寝るが、朝起きると紐はほどけていた。昨夜は熱い夜を過ごしたと語り布団に付いた血まで確認したと言う哲宗に頭を抱えるボンファンは、モヤモヤした気持ちを抑えきれず哲宗の側室で宜嬪のファジンに、哲宗は夜に弱いのかと聞く。その頃、哲宗は腐敗した権力者を処断すべく証拠探しに奔走していた。
2024年11月15日(金)
婚礼の儀が行われ、王妃として新婚初夜を迎えたボンファン。絶対に衣を脱がされないように、結び紐を軍隊で習った縦結びにして寝るが、朝起きると紐はほどけていた。昨夜は熱い夜を過ごしたと語り布団に付いた血まで確認したと言う哲宗に頭を抱えるボンファンは、モヤモヤした気持ちを抑えきれず哲宗の側室で宜嬪のファジンに、哲宗は夜に弱いのかと聞く。その頃、哲宗は腐敗した権力者を処断すべく証拠探しに奔走していた。
時の一大勢力を誇る安松(アンソン)キム家に生まれたソヨンは、幼い頃から王妃になるのを夢みていた。王様に心を寄せ、家門の力もあって念願の王妃となるものの、夫である哲宗には自身の家族を殺したキム一族の者だからという理由で冷たくされる。家門からの重圧や期待と満たされぬ想い。ある日、つらさに耐えかねて池に身を投げたソヨン。すると時空を超えてやってきた男の魂が体に入ってきて、体を乗っ取られてしまう。
存在意義がないに等しいほど、大王大妃と大臣らの言いなりになっている操り人形の国王。うつけで何も考えてないように見えるが、実はそれは仮の姿であり、本当は有能で民のことを一番に考えている。朝廷の権力者たちを制圧できる力を蓄えて、民を苦しめる腐敗した者たちをいつか打ちのめしてやるという強い意欲を心に秘めているものの、無力な今は、ただ言いなりになるしかない。
13歳で料理を始め、最年少で韓国の大統領府青瓦台の料理長に就任したチャン・ボンファン。料理もうまいが、口や女の扱いもうまいプレイボーイで、「最年少、史上初」という飾り言葉が大好き。他人の目を気にせず、心の赴くままに我が道を行くタイプだ。そんなある日、ボンファンは身に覚えのない罪を着せられて警察から逃げる途中で、高所からプールに墜落し頭を打ってしまう。目を覚ますとそこは朝鮮時代の王宮で、しかも王妃となる女性キム・ソヨンの体の中だった…。
朝廷の絶対的権力者キム・ジャグンの養子であり、王妃キム・ソヨンの従兄。王妃になるのが夢だと語るソヨンのために自身のソヨンへの想いに蓋をして身を引くが、ソヨンが王妃になったあともその想いを断ち切れず、ソヨンが哲宗を慕い始めたと知ると、嫉妬をあらわにして哲宗を憎み始める。どこまでも父に従順な息子だが、一族がソヨンの命を狙ったと知ると、ソヨンを守るために動き始める。
自身の見た目の老化は権力の弱体化を意味すると考えているため、若さ、健康、美容に良いものは積極的に何でも取り入れる。そんな大王大妃は弟の力添えもあって宮中の暮らしに満足しているため、入内してから一度も王宮の外に出たことがない。常に弟のジャグンと手を組み、垂簾聴政を行って朝廷を意のままに操っているが、近頃、自分に意見するようになってきた哲宗が少し面白くない。
大王大妃を姉にもつ朝廷の絶対的な権力者。哲宗の親と兄を殺し、自分に絶対に逆らえないよう恐怖心を植え付けた上で哲宗を玉座に据えた人物。自分の言いなりになる哲宗を人形のごとく操り、権力を欲しいままにする。薬を使って手下の者を飼い慣らし、情報収集や人殺しをさせるのも、すべては今ある地位と権力を末永く維持するため。そのためにはどんなことも惜しまない悪の権化である。
副承旨を父に持つ名門チョ家の娘で人としての善良な心と、育ちの良さからくる品格を兼ね揃えており、まさに王妃の器。だがキム一族と勢力を二分するチョ一族の出であることから王妃ではなく哲宗の側室になる。哲宗とは幼なじみで相思相愛の仲だが、実家から連れてきた側仕えのオウォルが何者かによって殺され、哲宗の心が自身から離れていっていると感じると、同じチョ一族出身の大妃を頼るようになり、次第に悪の道へと引きずり込まれていく。