年表・地図
年表
朝鮮半島勢力図

現存する韓国最古の歴史書「三国史記」と高麗後期時代に著された「三国遺事」。
    そして700年頃の書で、内容の真偽をめぐっていまだに論争が続く「花郎世記」を基に描かれた『善徳女王』。
    
    物語の舞台となるのは、「百済」や「高句麗」と対立した三国時代を経て、朝鮮半島初の統一を果たした国・「新羅」。
    新羅の建国は4世紀ごろ。朝鮮半島南東部に位置し、北方の高句麗や南方の百済、伽耶と対立を繰り返しながら三国時代を形成。
    朝鮮半島を統一する7世紀まで続いた覇権国家だ。
  
朝鮮半島初の女性統治者となった「善徳女王」の在位期間は632~647(生年は不明)。ドラマの背景となった5~6世紀の新羅は土着信仰が盛んで、貴族中心の徹底した身分制国家である一方、善徳女王らの活躍により、科学的思想の発展や仏教を奨励し王権強化を図るなど、大きな変化を遂げた時代でもあった。
善徳用語集
    
	
	
	| アチャン | 新羅(シルラ)における十七官位の6番目 | |
| アマク | 阿莫(アマク)城  | 現在の南原(ナムォン)にあった城 | 
| アユク | 阿育(アユク)王  | インドのアショカ王 | 
| アンニャンジュ | 押梁州(アンニャンジュ) | 現在の慶尚北道(キョンサンプクド) | 
| イェブリョン | 礼部令(イェブリョン) | 外交および儀式を司る礼部(イェブ)の長官 | 
| イチャン | 新羅(シルラ)における十七官位の2番目 | |
| イテンサイ | 慰天祭(イテンサイ) | 天を慰める祭儀 | 
| イボルチャン | 新羅(シルラ)における十七官位の1番目 | |
| イルグァン | 日官(イルグァン) | 天文と気候を担当する官史 | 
| ウィグクプ | 衛国府(ウィグクプ) | 国家の非常事態対策機構 | 
| ウィグクプリョン | 衛国府令(ウィグクプリョン) | 衛国府(ウィグクプ)の責任者 | 
| ウィファブ | 位和府(ウィファブ) | 役人の人事を担当した部署 | 
| ウォンサンファ | 元上花(ウォンサンファ) | 花郎(ファラン)出身で花郎(ファラン)の師匠となる者 | 
| ウォンファ | 原花(ウォンファ) | 花郎(ファラン)の女性統率者 | 
| カイヨウセイ | 開陽星(かいようせい) | 北斗七星の第六星 | 
| カヤ | 伽耶(カヤ) | 6世紀半ばに滅亡 朝鮮半島南部にあった国 | 
| キュウジュツマイ | 救恤米(キュウジュツマイ) | 貧民救済のために使う米 | 
| クァンイン | 廣仁(クァンイン)殿 | 使節団をもてなす場所 | 
| ククソン | 国仙(ククソン) | 花郎(ファラン)の総指導者 | 
| クンジュ | 宮主(クンジュ) | 王に仕える後宮を表す称号 | 
| クンジュ | 軍主(クンジュ) | 州の行政・軍政を司った長官 | 
| ケイリン | 鶏林(けいりん) | 始祖神話にもとづいた新羅(シルラ)の別称 | 
| ケイリンロク | 鶏林録(けいりんろく) | 新羅(シルラ)の日々の出来事の記録 | 
| コグリョ | 高句麗(コグリョ) | 三国時代に朝鮮半島北部で栄えた国 | 
| コチルブ | 国史を編纂した真興(チヌン)大帝時代の将軍・学者 | |
| コッピンセイ | 骨品制(コッピンセイ) | 新羅(シルラ)の身分制度 | 
| コンゴウセキ | 金剛石(コンゴウセキ) | ダイヤモンド | 
| コンボンゲサ | 供奉開師(コンボンゲサ) | 農業や開墾の指導に当たる官吏 | 
| サ | 史(サ) | 兵部(ピョンブ)の4番目の官職 | 
| サリャンブ | 司量部(サリャンブ) | 王室のすべての部署を監察する部署 | 
| サリャンブリョン | 司量部令(サリャンブリョン) | 司量部(サリャンブ)の長 | 
| サンカンイットウ | 三韓一統(サンカンイットウ) | 高句麗(コグリョ)百済(ペクチェ)新羅(シルラ)の三国統一 | 
| サンカンチセイ | 三韓地勢(サンカンチセイ) | 三国の地理を記録した地図 | 
| サンサソ | 賞賜署(サンサソ) | 国家功労者への報償と賞勲業務を担当 | 
| サンジャングン | 上将軍(サンジャングン) | 大将軍(テジャングン)の下の武官 | 
| サンソン | 上仙(サンソン) | 風月主(プンウォルチュ)を務めた花郎(ファラン) | 
| サンダン | 上堂(サンダン) | 次官 | 
| サンチョングァン | 上天官(サンチョングァン) | 祭儀を司る総責任者 | 
| サンデドゥン | 上大等(サンデドゥン) | 新羅(シルラ)の最高官職、現在の国務総理にあたる | 
| シウィブ | 侍衛府(シウィブ) | 近衛隊 | 
| シウィブリョン | 侍衛府令(シウィブリョン) | 近衛隊の長 | 
| シュド | 手弩(シュド) | 矢を連続発射できる弓 | 
| ショウチョク | 詔勅(しょうちょく) | 王の命令 | 
| シルラ | 新羅(シルラ) | 朝鮮半島南東部から発展した後に三国を統一 | 
| シンコク | 神国(しんこく) | 新羅(シルラ)の別称 | 
| シンコクコテイソン | 神国呼帝尊(シンコクコテイソン) | 新羅(シルラ)での皇帝の呼び名 | 
| セイコウレキ | 正光暦(せいこうれき) | 魏国時代の暦 | 
| セジュ | 璽主(セジュ) | 王の印を管理する役職 | 
| ソウウ | 草烏(ソウウ) | 猛毒 トリカブトの根 | 
| ソガム | 少監(ソガム) | 武官の8番目の等級 | 
| ソッカム | 速含(ソッカム)城  | 現在の慶尚南道(キョンサンナムド)咸陽(ハミャン) | 
| ソラボル | 徐羅伐(ソラボル) | 新羅(シルラ)の首都 現在の慶州(キョンジュ) | 
| ソンゴル | 聖骨(ソンゴル) | 父母共に王族である、新羅(シルラ)の身分制度の最高位 | 
| ソンムン | 仙門(ソンムン) | 花郎(ファラン)の居住空間 | 
| ソンワン | 聖王(ソンワン) | 百済(ペクチェ)の第26代王 | 
| タイシ | 太子(たいし) | 王位継承者 | 
| タイソン | 太孫(たいそん) | 王位を継承すべき王の孫 | 
| ダイメイレキ | 大明暦(だいめいれき) | 宋(南朝)の大明6年に作られた暦本 | 
| タンジュ | 幢主(タンジュ) | 郡に派遣された地方官 | 
| チェガム | 弟監(チェガム) | 新羅(シルラ)の兵部(ピョンブ)の官職 | 
| チェラン | 祭郎(チェラン) | 祭儀を手伝う花郎(ファラン) | 
| チョブ | 調府(チョブ) | 貢納と租税を担当した官庁 | 
| チョブリョン | 調府令(チョブリョン) | 調府(チョブ)の長官 | 
| チョムソンデ | 瞻星台(チョムソンデ) | 東洋最古の天文台 | 
| チンソンピジェ | 真性比才(チンソンピジェ) | 真剣を使った勝負 | 
| チンゴル | 真骨(チンゴル) | 新羅(シルラ)の身分制度で片方の親のみ王族である者 | 
| テサ | 大舎(テサ) | 調府(チョブ)の3番目の官職 | 
| テジョン | 大正(テジョン) | 賞賜署(サンサソ)の長官 | 
| テデガム | 隊大監(テデガム) | 馬兵や歩兵を率いた武官 | 
| テデロ | 大對盧(テデロ) | 高句麗(コグリョ)の国政を管理する最高位の官職 | 
| テド | 大徒(テド) | 郎徒(ナンド)の最高位 | 
| テドゥン | 大等(テドゥン) | 新羅(シルラ)の中央貴族の核心層 | 
| テナンドゥ | 大郎頭(テナンドゥ) | 郎徒(ナンド)の6番目の等級 | 
| テヤ | 天耶(テヤ)城  | 慶尚南道(キョンサンナムド)陜川(ハプチョン)郡にあった新羅時代の城 | 
| トドク | 都督(トドク) | 州の長官 | 
| ナジョン | 蘿井(ナジョン) | 赫居世(ヒョッコセ)の誕生伝説が伝わる井戸 | 
| ナンジャン | 郎粧(ナンジャン) | 花郎(ファラン)が死を顧みず戦う決意を示すための化粧 | 
| ナンジャンキョリ | 郎粧決意(ナンジャンキョリ) | 花郎(ファラン)が死を顧みず戦う決意をすること | 
| ナンチョンジェ | 郎天祭(ナンチョンジェ) | 花郎(ファラン)が行う祭儀 | 
| ナンド | 郎徒(ナンド) | 花郎(ファラン)である主に仕える構成員 | 
| ニシテンジクコク | 西天竺国(ニシテンジクコク) | インド インダス川 東南側の地域 | 
| ネソン | 内省(ネソン) | 王室内の仕事を取り仕切る官庁 | 
| ネソンサシン | 内省私臣(ネソンサシン) | 内省(ネソン)の長官 | 
| パク・ヒョッコセ | 朴赫居世(パク・ヒョッコセ) | 卵から生まれた新羅(シルラ)の始祖 | 
| パジンチャン | 新羅(シルラ)における十七官位の4番目 | |
| ピジェ | 比才(ピジェ) | 腕比べ | 
| ピジェギョル | 比才決(ピジェギョル) | 才能比べによる決定 | 
| ピョンブリョン | 兵部令(ピョンブリョン) | 新羅(シルラ)の軍の長官 | 
| ファサダン | 花祠堂(ファサダン) | 大功をたてた花郎(ファラン)の位牌を納めるところ | 
| ファベク | 和白(ファベク)会議  | 新羅(シルラ)の貴族会議 | 
| ファラン | 花郎(ファラン) | 美しく文武両道に秀でた貴族出身の青年の精鋭集団 | 
| ファランサムギョル | 花郎三決(ファランサムギョル) | 花郎徒(ファランド)で決意を決めるための三原則 | 
| ファランド | 花郎徒(ファランド) | 花郎(ファラン)を組織する集団を指す | 
| フクヤカイ | 復耶会(フクヤカイ) | 伽耶(カヤ)の復興を目指す秘密結社 | 
| プグン | 副君(プグン) | 王の息子でない王位継承者 | 
| プジェ | 副弟(プジェ) | 風月主(プンウォルチュ)の補佐をする副長 | 
| プッカン | 北漢(プッカン)山  | 現在のソウル市と高陽(コヤン)市の間に位置する山 | 
| プヨ・ジャン | 扶餘璋(プヨ・ジャン) | 百済(ペクチェ)の第30代武王(ムワン) | 
| プンウォルチュ | 風月主(プンウォルチュ) | 花郎(ファラン)の首長 | 
| ペクチェ | 百済(ペクチェ) | 三国時代に朝鮮半島南西部にあった国 | 
| マガダ | 摩掲陀(マガダ)国  | インドの一部 | 
| マンノグン サンサン | 万弩(マンノ)郡 常山(サンサン) | 忠清北道(チュンチョンプクド)鎮川(チンチョン)の地名 | 
| ミのコク | 巳(ミ)の刻  | 午前9時~11時 | 
| ユウグン | 遊軍(ユウグン) | 本隊の指示なく戦場の状況で動く別働隊 | 
| ユンナングィ | 六卵亀(ユンナングィ) | 伽耶(カヤ)を象徴する6つの卵を持つ亀 | 
                
  



