北海道から九州まで、全国各地で開催される国内最高峰のラリー競技である「全日本ラリー選手権」。
愛知県では新城市で毎年開催され「新城ラリー」は今年で19回目を迎える。 また、新城ラリー2022は無観客での開催となったため会場での観戦は出来なくなったが、 大会の一部模様を無料のライブ配信で楽しむことができる。

ラリーはサーキットで行われる“レース”と違い、公道で行われ、林道、未舗装の地道、砂利道、アスファルト道路などを走行する。 コース上に設けられるSS（スペシャルステージ）と呼ばれるフルパワーで駆け抜けるタイムアタック区間の合計タイムで勝敗が決まる。

日本自動車連盟（JAF）の登録団体などが主催する国内ラリーのシリーズ戦であり、その頂点に位置する「全日本ラリー選手権」。 今年も3月から10月にかけて各地で開催される。
各ラリーともSSのコースや路面に特徴があり、その地方のグルメや観光名所なども合わせて楽しみながら観戦するのもおすすめ。 ラリーカーは排気量や駆動方式、仕様で6クラスに分けられており、おおむねクラスごとに走行しチャンピオンが決まる。

■2022年全日本ラリー選手権の開催場所
第1戦 愛知（新城ラリー2022）
第2戦 佐賀（ツール・ド・九州 2022 in 唐津）
第3戦 愛媛（久万高原ラリー）
第4戦 京都（RALLY TANGO）
第5戦 群馬（MONTRE 2022）
第6戦 北海道（2022 ARK ラリー・カムイ）
第7戦 北海道（RALLY HOKKAIDO）
第8戦 岐阜（ハイランドマスターズ2022）

WRC（世界ラリー選手権）はFIA（国際自動車連盟）が公認するF1（フォーミュラワン）、WEC（世界耐久選手権）と並ぶ世界選手権。各地で行われていたラリーのビッグイベントを統一するかたちで1973年からスタートした歴史と伝統を誇る世界最高峰の選手権である。
世界各地を舞台に凍った峠道や灼熱の砂漠地帯など、多様な季節で行われるWRCは、世界で最もチャレンジングなモータースポーツとして知られている。
そのWRC第13戦が、2022年の最終戦として愛知・岐阜で開催される。
モータースポーツの聖地として盛り上がりに期待だ！

■「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」概要
日　 時／2022年11月10～13日
大会名称／FIA世界ラリー選手権（WRC）フォーラムエイト・ラリージャパン2022
開催エリア／愛知県内 岡崎市、豊田市、新城市、設楽町、岐阜県内 恵那市、中津川市の2県6市町で競技が行なわれる。
開催エリア／サービスパークは豊田スタジアムとなる。

フォーラムエイト・ラリージャパン2022で期待されるのが、WRCのトップカテゴリーにフル参戦中の愛知県出身の勝田貴元選手だ！2021年のWRCサファリラリーで2位表彰台を獲得した勝田選手の凱旋となるラリージャパン。勝田選手の走りに注目だ！！

勝田貴元（かつた たかもと、1993年3月17日生まれ）、愛知県出身のラリー・ドライバー。小学生でカートデビューし、フォーミュラレースを経て、2015年にTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに合格しラリーへ転身。同プログラムでWRCへ参戦し、WRC2カテゴリーで2018年のスウェーデン、2019年のチリで優勝。2019年秋、ヤリスWRCでトップカテゴリーへデビューし、2021年からはフル参戦。第6戦サファリラリー（ケニア）で自身初表彰台および日本人として27年ぶりの快挙となる2位を獲得した。