STORY
第8話
2024年7月8日(月)
リンが助かったと知ったサンは、すぐにウォンとリンに会いに行く。一方、サンの正体が侍女ではなく、ウン家の娘と知ったソン・インは、ウン・ヨンベクにその証拠を突きつけた。そしてこの事実が露呈すれば、サンは貢女として元に差し出され、ウン家の莫大な財産も没収されると脅し、サンをジョンに嫁がせるべきだと迫る。その夜、リンがサンのもとを訪ねてきた。ウォンの命を受けたリンは、王宮で催される採蓮会にサンを誘う。
2024年7月8日(月)
リンが助かったと知ったサンは、すぐにウォンとリンに会いに行く。一方、サンの正体が侍女ではなく、ウン家の娘と知ったソン・インは、ウン・ヨンベクにその証拠を突きつけた。そしてこの事実が露呈すれば、サンは貢女として元に差し出され、ウン家の莫大な財産も没収されると脅し、サンをジョンに嫁がせるべきだと迫る。その夜、リンがサンのもとを訪ねてきた。ウォンの命を受けたリンは、王宮で催される採蓮会にサンを誘う。
高麗の王を父に、元の皇帝の娘を母に持つ世子(セジャ)。美しい容姿と知性を兼ね備え、民の息災を願う心優しい青年だが、両親の祖国が違うことを理由に、三歳で王位継承者である世子になりながら孤独な人生を送ってきた。そんな彼を孤独から救ったのは、幼い頃からの親友で、最も信頼のおける護衛でもあるリンの存在だった。しかし、確固たるものと思われたリンとの友情は、サンとの再会をきっかけに崩れ始め、いつしか愛する者を護る為にそれまで無関心だった権力を持とうとする。
高麗一の大商人 ウン・ヨンベクの一人娘。幼い頃、山奥で何者かによって母親が殺され、その現場を目撃していたウォンとリンに出会う。それ以来、娘を守りたいというヨンベクの考えにより、身分を偽り、侍女として生きることになったサンは、心に傷を負いながらも気高さと男性的な強さを併せ持つ女性に成長する。ウォンとリンに再会し、友情を育むも、その奔放で素直な姿とたまに見せる弱さがいつしか二人の心を奪い、はからずも二人を翻弄してしまう。
高麗の王族の三男。ウォンの唯一無二の親友であり、最も忠実な護衛。文武に優れていて、幼いころから奔放なウォンをいつも側で見守り、支えてきた。しかし、サンに出会ったことにより、サンへの愛とウォンとの友情の間で葛藤するようになる。生涯をかけて支えようと誓っていたウォンのためにサンへの気持ちを心の中にしまっておくのだが、日毎にサンへの想いが強くなり、徐々にウォンとの絆にほころびが生じ始める。