番組表
30
2016.08

映画「君の名は。」インタビュー④

――上白石さん、作品の中での注目ポイントは?
【上白石さん】
う~ん、難しい。注目ポイント。
一番見ていただく中で不安なところでもあるんですが、やっぱり入れ替わったところかな。
難しかったですけど、とても楽しみながら演じていました。
「声だけ」ではなくて、三葉と瀧の表情だったり、しぐさだったり、
そういうものも、普段と入れ替わった時では全く違うんですよね、
そこも含めてすごく面白いシーンになっているなと思いますし、
もちろん、入れ替わった状態でもシリアスなシーンもあるんですけど、
他にはない、面白おかしさだったり、
ちょっとした違和感だったりを楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。
でも全部です!注目ポイントは。色々言いましたけど。笑

 

 

――神木さんは監督の大ファンということですけれども、この映画の注目ポイントは!
【神木さん】
一番のポイント・・・。
監督のファンとしてですけど、
監督の今までの作品の集大成でもあり、
そして新しい一歩を踏み込んだ進んだ作品だと思います。
僕は新しい作品だと思います。
それは何故かというと、
やっぱり監督の操るキャラクターたちのキョリっていうものもそうですし、
今までの監督の作品のモノトーンな雰囲気っていうのもちゃんと残しつつ、
でも今までになかった色がすごく多くなっているなあってすごく実感したんです。
キャラクターの表情の豊かさだったりとか、くすっと笑えるところだったりとか、
そういうところがもっともっとカラフルになっているなあって。
なので僕は台本を読ませていただいたときに
「あ、監督が今までと全然違うことをやろうとしているんだ」ってすごくわくわくしました。
ですので、僕も頑張らなくちゃなあ!!って思いました。

【新海監督・神木さん・上白石さん】

【新海監督】
もう十二分に頑張ってくれて。

 

 

――お二人(監督と神木さんで)で愛をぶつけ合う時間なんていうのはありましたか?
【新海監督】
愛をぶつけ合うなんて・・・!笑
【神木さん】
撮っているときはお会いする機会があんまりなかったですよね。
【新海監督】
やっぱり収録そのものに、みんな必死だし、そのこと自体が楽しかったりもするし。
【神木さん】
そのあとの取材のときですね。
【新海監督】
こういうキャンペーンのときとかは。
【上白石さん】
すごいんですよ。もう愛が!
お互いこう、ぼんぼんって、いうのがもう!
【新海監督】
いや~、萌音ちゃんと僕にも愛があると思ってるんですけど。笑
【神木さん】
そりゃあもちろんねえ。笑
【新海監督】
いやあ、でもどういう人たちなんだっていうのをわかってくるのが
意外にアフレコのあとだったりするんですよね。
僕は二人を眺めていてすごく楽しいですね。

 

 

――楽しい、ですか!神木さんと上白石さんのこと、どんな風にお感じになっていらっしゃるんですか?
【新海監督】
いや、それでもどうしても仕事の目線があって、
例えばバスとか乗って移動しているときとかタクシーに乗って移動しているときとか、
二人のしゃべっている声が後ろから聞こえたりすると、
やっぱりもう瀧と三葉にしか聞こえないし、
あ~瀧ってこんな面があったんだ、ゲーム好きなんだね瀧は、とか。笑
三葉ちゃんはいつも飴をくれたりして。優しいなあ、とか。笑
どうしてもキャラクターと切り離せなくなっちゃいましたね~。

 

続く☆

 

映画「君の名は。」インタビュー①

映画「君の名は。」インタビュー②

映画「君の名は。」インタビュー③

宇野 名都美 @ 2016年8月30日 16:17

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