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2018.10

映画「散り椿」岡田准一さんインタ②

岡田さん、この映画のすごく悩んだシーンがあったそう。

なんとこの質問を投げかけたときに8回も「悩んだ」という言葉を発していらっしゃいました!


・一番印象に残っているシーンは?



僕最後に奥田瑛二さん(石田玄蕃役)と対峙するんですよね。

そのときの殺陣をものすごい悩んだというか。

なかなかずーっと悩んでいたんですよ。

僕は殺陣を構成していたので。

どうしようかなってすごく思っていて。

それを、映画を観ていただいたらアレ(わかる)んですけど、

斬るとかじゃない行動をするんです。

それを入れたっていうのを誰か褒めてくれないかなあって(笑)。

一人ですごい悩んだんですよ。

ものすごい悩んでやっぱ奥田瑛二さんという方があの役をされているから

この動きをやったほうがいいんじゃないかなあっていうので、

その動きに殺陣を考える人として入れたんですけど、

めちゃくちゃ悩んだなあっていう。

そこが一番悩んだんですけど。

あの西島さんと戦っているシーンとか大変だったんじゃない?ってよく言われるんですけど、

あそこはぱーって思いついたのでそんなに大変じゃなくて。

西島さんとの殺陣があって、そのあともう1回あるんですよね。

大勢を斬っていく、みたいな流れがあったあと

ラスボスかのような奥田瑛二さんと会って。

奥田さんをただ、ばばばって斬ったとしても絶対に前のシーンに勝てないので、

じゃあどうするかっていうのをすごく悩んだんですよね。

西島さんとの美しい対決があって、

会話をしているかのような殺陣があって

そのあと憤怒というか怒りのあっとフルショットで斬っていくっていう数分の長いシーンがあって

そのあとの奥田瑛二さんとの対峙なので、

これはなかなか難しいというか、

どういう動きにするかっていうのが相当難しくて

ものすごく悩んだんですよね。

沢山お話をしたんですよね。殺陣を考えていくうえで。

奥田さんともお話したりとか、大作さんと話したり。

西島さんと歩いていて、敵と戦うときにどう殺陣が始まっていくのか、

どっちから斬りにいきますとか、全部自由っていえば自由なので

西島さんともお話をして、

西島さんから走りにいった方がいいんじゃないですか、とか。

ここ僕からじゃないと思うんですよね、とか。

西島さんがちょっと前に出て制してとかっていうのも考えて

いくつもプレゼンしていくわけじゃないですか。

だからそういうことをするのに役者さんともコミュニケーションをとって探るというか

どういうのをすれば1番采女にとって心の整理がつくのか、しっくりくるのは何なのかとか。

斬られるうえでも、奥田さんが奥田さんなので、

ちょっとやっぱりリアクションがとれた方が1番画になるというか、

しかもそれが1回じゃなく何回かあった方が画になるのか。

いっぱいコミュニケーションをとりながら相談しながら考えていくんですけど、

すごく監督とも話しながら考えていきましたね。

続く☆

宇野 名都美 @ 2018年10月 5日 10:37

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