東京・日本橋から京都まで、53次の宿場があった『東海道』。
宿場で育まれた食文化!
それが今!大いなる進化を!!
9つある愛知県の宿場町!
歴史を受け継ぎながらも、独特な進化を遂げる東海道の宿場町グルメ!
今回はそれをクイズに二人の熱き戦いが!
東海道グルメツアーまずは吉田宿から出発!
江戸時代、『吉田宿』として多くの旅人が行き交いました。
そんな吉田宿で人気のグルメは
今も昔も『うなぎ』!
豊橋のうなぎは宿場町ならではの全国でも珍しい特徴があるって知っていましたか?
創業140年のうなぎ屋『丸よ』。
豊橋のうなぎを調査する前にここで問題です!
豊橋にはたくさんのうなぎ屋さんがありますがそれぞれ作り方・調理工程に特色があります。
蒸してから焼く関東風。直に焼く関西風とありますが、豊橋の焼き方はどれ?
①関東風
②関西風
③その両方
「丸よ」の厨房で確認してみましょう!
まずはうなぎのさばき方から!
これは、関東風!
江戸時代では侍が多く「切腹」を連想させるからとか。
ということは、焼き方も関東風?かと思いきや...
なんと直に焼いちゃっています!
さばき方は関東風だったのに、焼き方は関西風!
とここで、答えが分かったと思いきや
なんと、直焼きで終わらず関東風の蒸し焼きで身をふっくらと。
「丸よ」では、関東風と関西風の焼き方が混在!
さらに、盛り付け方は独特!
お客さんに皮の面を見せているんです!
ということで、正解は
丸よを抜かした市内のうなぎ屋18店を調べてみると
関西風が多かったものの混在しているのは確か!
吉田宿は、遠江(とおとうみ)と三河の国境。
東西の調理法が混在しているのは、どちらの好みにもあう味を出してきた名残なんです。
全国的にもこうした地域は珍しいそう!
では、正解したお二人に
実はうなぎ屋「丸よ」は、
ある言葉の語源となった店でした。
それは、美人を指す「別嬪(べっぴん)」!
生みの親は、渡辺崋山の息子、章華。
皮を表にした丸よのうなぎに仰天した章華に、店の看板をお願いしたところ、
ここのうなぎはよそとは違う特別の品、「頗別嬪(すこぶるべっぴん)」と書き記し、それが江戸に伝わり大流行!
別格の品を意味する「別品」は、その後、美人を表す言葉になったそうです!
東海道グルメ、次の宿場は「御油(ごゆ)」。
浮世絵には、「留め女」と呼ばれる旅籠の女中が旅人を強引に誘っています。
御油の女性は積極的だったのかもしれません。
御油で有名な場所といえば、東海道で唯一、国の天然記念物に指定されている「御油の松並木」。
ここを舞台にした懐かしのCMがありました。
ヤマサのちくわのCM。
モデルは、『東海道中膝栗毛』の登場人物、弥次さん喜多さん
ここで問題です。
「御油の松並木」で弥次さんは、喜多さんのことをある動物が化けていると勘違いします。
その動物とは
➀キツネ
②タヌキ
正解は...
キツネ!
そんなキツネを神様として祀っているのが
「御油の松並木」のすぐ近くにある豊川稲荷。
参道で人気のグルメ『いなり寿司』
今なんと驚きの進化を遂げているんです!
創業86年の老舗いなり寿司専門店。
いろいろなおいなりさんを食べてもらうために作ったというプレミアム。
大根漬け稲荷は、どこが稲荷寿司?とツッコミたくなるほど進化しまくっています!
正解した愛ちゃん、召し上がれ!
佳菜子ちゃん、次はがんばって正解してね!
これを超えるトンデモナイ逸品が!
こちらは去年誕生した「アゲット」。
長さ15センチの特大油揚げに、ポークカレー、チキン、ソーセージ、味噌カツをサンド!
さらに!
2020年、いなり寿司はスイーツに!
油揚げの上に、アイスやイチゴ
いなり寿司の体裁を守るため、お米はポン菓子を!
キツネ同様、人を驚かすことが大好きなようです!
東海道グルメツアー、続いては「岡崎宿」
岡崎市といえば、江戸幕府を開いた徳川家康の生誕地。
広重の浮世絵には矢作川と岡崎城が描かれています。
ここで問題です!
岡崎で有名な八丁味噌ですが、「八丁」の由来とは?
➀味噌を作っていた村の名前
②味噌を仕込む材料
残念~!正解は味噌を作っていた村の名前でした!
今も東海道を挟んで2つのみそ蔵があるんです。
家康が愛した八丁味噌。
2年以上天然熟成させ、大豆のうま味を凝縮。
味噌煮込みとの相性は抜群!
そんな八丁味噌、家康もびっくりの進化を!
八丁味噌と四川料理が融合した『岡崎まぜめん』。
八丁味噌をベースに豆板醤、香酢で味付けしたタレがたまりません!
こちらのパスタは、デミグラスソースに八丁味噌をブレンド。
濃厚なソースがパスタと絡み、絶品!
続いてパン!
その名は「あっぱれ!おかざきカレーパン」。
こちら、1日200本以上も売れるスーパーヒット商品!
人気の秘密は、八丁味噌と地鶏ミンチで作った具材!
完成までに2年もの歳月を費やした渾身のカレーパンです!
二人とも不正解だったのでじゃんけんに勝った愛ちゃんが実食!
知られざる宿場町グルメ!
家康も驚くであろう八丁味噌の進化!
それが〜
甘辛い八丁味噌をひんやりといただく新感覚のかき氷です。
実は八丁味噌グルメの仕掛人がいたんです。
岡崎で洋食店を営む、神谷さん。何やら野望があるそうで...
そんな神谷さん自慢の逸品が八丁味噌入りチキンハンバーグ。
ソースも八丁味噌。
仕上げは、八丁味噌パウダー。