東海道ローカルグルメツアー第2弾!!
今回は知立~熱田を巡り、伝統を守りながらも進化を続ける宿場町グルメをご紹介します!
まずは東海道最大の宿場「宮宿(みやじゅく)」から!
名古屋市熱田区。
熱田神宮の門前町・宮宿は江戸時代、熱田さんやお伊勢さん詣でをする旅人で大変な賑わいだったといいます。
そんな町で、明治6年に誕生したこちらの割烹料亭。
どこのお店か分かりますか?
その名は「あつた蓬莱軒本店」。
宮宿で生まれた「ひつまぶし」は、今や名古屋を代表する味に!
遠方から訪れたお客さんを大いに楽しませています。
夏の土用の丑など、多い日には1500匹以上のうなぎを焼く蓬莱軒。
焼き方は、直に皮をあぶる関西風。
創業以来継ぎ足されてきた秘伝のタレ。そこにはこんな掟が!
創業家の鈴木家しか知らない門外不出のタレ。
ここで問題!
蓬莱軒では今年、秘伝のタレを使った新メニューを開発!
それは...
①鰻だんご
②鰻ちまき
女将さんに直撃!
この道40年。
総料理長の武藤さん、新メニュー開発の責任者です!
そう、正解は鰻ちまき。
ピラミッド型の斬新な「ちまき」
これが、8年ぶりの新メニュー。
正解したお二人、召し上がれ!
「池鯉鮒(ちりゅう)宿」と「鳴海(なるみ)宿」の間で誕生した
あるなごやめし!
刈谷市にあるうどん屋さんに、その答えがありました。
実はこのお店には
あるなごやめしのルーツとなった麺グルメがあるのですが...
そのなごやめしとは?
①味噌煮込み
②きしめん
正解はきしめんでした
きしめんのルーツといわれる「芋川うどん」。
江戸時代、先を急ぐ旅人を待たせないよう茹で上がりの時間を短縮させた平たい麺がその始まり。
それが尾張名古屋のきしめんに進化したと言われています。
佳菜子ちゃん、どうぞ召し上がれ!
それは、小麦の表皮などを挽いた全粒粉を使っているから。
店のご主人が、当時の文献をもとに忠実に再現したんです。
そして、きしめん誕生の地から江戸に向かえばすぐに「池鯉鮒宿」に!
地名の由来は、この辺りの池で、コイやフナが飼われていたからなんです。
そんな池鯉鮒宿の人気グルメと言えば今も昔も 「あんまき」!
東海道沿いにある、明治22年創業の小松屋本家。
太鼓の形をした大判焼きに対し、
池鯉鮒宿で生まれた「あんまき」は長さ20センチもある長方形。
実はこの形は旅人を気遣うある理由から生まれました!
その理由とは?
①日持ちする
②持ち歩きやすい
正解は?
正解は②番の持ち歩きやすいでした。
旅人はあんまきを手に食べながら街道を歩いて行くためちょうどこのサイズがよかったみたいです!
そんなあんまきはこれからの季節、こんな進化を!
その名は、アイスあんまき!
小松屋では、暑い日でもひんやり食べ歩きができるようそのまま凍らせて、提供しているんです。
大あんまきが名物の藤田屋。
伝統の和菓子が、人気洋菓子とコラボ!
藤田屋が愛知大学の学生と開発し、
今ネットでバズっているんです!
正解した愛ちゃんどうぞ!
グルメ以外にも宿場町名物の進化を楽しめる場所が!
東海道中にある有松。
江戸幕府が開かれてまもない慶長13年に誕生したその街は、まるで江戸時代に来たかのような気分に...
ここで生まれたのが「有松絞り」。
将軍家にも献上してきたその品は、時を超え今大いに進化しているんです!
ツンツン尖ったイヤリング。
何とこれが有松絞りというからビックリ!
有松絞を最新モードに取り入れた
アパレルブランド cucuri(ククリ)
斬新なデザインで、今、世界からも注目を集めているんです!
そして今年の春に登場した最新アイテムが...
しぼりの技術で作ったマスク。1枚1200円。
こだわりのツンツンデザインは、形状記憶の技術が使われているので洗っても崩れません。
最後は、江戸から数えて40番目の宿場「鳴海宿」
広重の絵には、絞り染めの産地ということで
街道を行く旅人はあえて女性ばかりを描いたといいます。
日本でここだけしかないお酒があると聞き、
やってきたのは「山盛酒造」。
代表銘柄は「鷹の夢(たかのゆめ)」
早速、蔵の中を見せてもらうと...
タンクに発酵中のもろみが。
あと一週間ほどでお酒になるんだとか。
さて、気になる日本唯一のお酒がこちら!
名古屋にこだわりまくった「タカノユメ オールナゴヤ」
実は、名古屋は平野部のため酒米栽培に向いていなかったのですが、
去年、高品質の酒米を初めて収獲!
酵母も市内の技術センターで培養し、オールナゴヤで酒造りにチャレンジ!