STORY
第6話 赤の悲劇
2024年12月23日(月)
自害した刺客の口から出た毒が顔料の一つだと知り、都で唯一その使用を許されている図画署に内官を忍び込ませたサン。しかし内官は、水死体となって発見される。だが彼はサンに暗号を残していた。暗号から、王より一任された清国使節団との会見に何か陰謀が企てられていると察したサンは…。その頃、ソンヨンは図画署で絵を描いているところを見つかり、紙や顔料を盗んでいる疑いをかけられていた。実際は捨ててあったものを使っただけなのだが、ソンヨンの身を案じた画員のイチョンに促され、監禁されていた納屋から抜け出してしまったところを運悪く見つかり、彼女はますます窮地に追いこまれてしまう。
第7話 逆転の白
2024年12月24日(火)
清国の大使をもてなす宴でサンとソンヨンは再会するが、サンは図画署(トファソ)の茶母(タモ)が、ソンヨンだとは気付かない。ソンヨンは宴の席で大使の目に留まり、その晩、大使の部屋へ行かされることに。支度をするため連れていかれそうになるソンヨン。しかし見かねたサンが茶母は職分が異なると言ってそれを止める。機嫌を損ねた大使は、この者が官妓とは違うことを証明せよとサンに詰め寄り、結局ソンヨンはその宴の席で絵を描くことに…。一方その頃、成り行きで貢ぎ物の白布を盗む手伝いをしてしまったテスは、サンがすべての責任を問われると聞いて、良心の呵責にさいなまれる。
第8話 黒幕の正体
2024年12月25日(水)
ソンヨンの妙案により、無事に清国へ白布を贈ったサン。手柄を褒めるため訪れた図画署で、先日の宴に来ていた茶母がソンヨンだったと知る。すぐに内官ナム・サチョに命じ、ソンヨンを家まで迎えに行かせるが、ソンヨンはイ・チョンに頼まれ、ある良家の奥方の肖像画を描く手伝いをするため出掛けていた。ソンヨンが留守だったと聞き落胆したものの、どうやらパク・タルホとテスも一緒に暮らしいるらしいと知り、サンは三人の無事を喜ぶ。白布を盗んだごろつきたちは、サンの失脚を狙う黒幕から都を離れるよう言われていた。しかしテスに恨みを持つごろつきの親玉は、その前にテスを始末しようと、彼をおびき寄せるためにソンヨンを誘拐してしまう。
第9話 九年前の約束
2024年12月26日(木)
清国への貢ぎ物の白布を盗んだ者たちを捕らえたサン。彼は王に自ら願い出て、この罪人たちが朝廷の重臣と通じていることを突き止めるため、取り調べを行う全権を得た。だがサン自身の名前で出された通達により、罪人たちは牢から連れ出され殺されてしまう。身に覚えのない命令に通達が偽造されたと訴えるサンだが、玉印も筆跡もサンのものとそっくり。大臣たちは遠回しに、罪人が重臣と通じていることを証明できないため自ら罪人を消したのだと、サンを非難する。一方、テスはパク・タルホやナム・サチョとともに、逃げたごろつき二人にさらわれたソンヨンを必死で捜していた。
第10話 武官の墓場
2024年12月27日(金)
無事に助け出されたソンヨンは、翌朝まだ暗いうちから図画署(トファソ)へ出てひとりで働き始める。すると、なんとそこへ知らせを聞いたサンが現れ、2人は再会を喜び合う。そしてテスは、自分たちのことも約束も覚えていてくれたサンを自らの手で守りたいと、武官になる決意を新たにする。一方、偽造された通達を偽物だと証明できず窮地に立つサン。大臣たちは、王を騙し、法を犯したと容赦なくサンを責め立てるが…。政敵の陰謀によって流罪となっていたチェ・ジェゴンが、サンの護衛部隊長として復帰する。信頼できる臣下が戻り喜ぶサン。しかし、護衛部隊は今、「武官の墓場」と呼ばれるほど惨憺たる状態だった。
第11話 罪なき忠義
2025年1月6日(月)
文科の試験で、王、英祖を激しく非難する答案が見つかった。そこには世孫サンを真の王だと記す一文も。日頃から、息子の思悼世子を死に追いやったことで良心が咎めていた王はそこを突かれて激怒し、宮中は大騒ぎに。文科も武科も試験はすぐさま中止され、この逆賊を直ちに捕らえよとの王命が下る。サンの謀反への関与も疑われるなか、その直後、今度は宮中に逆賊が侵入する…。一方、テスは、武科の試験の要領を教わっていたホン・グギョンに、どうしても受かりたいのなら、重臣ハン・ジュノが武科を受験する婿に送るであろう課題が書かれた書状を盗み見ろと勧められていたのだが…。
第12話 三日の猶予
2025年1月7日(火)
取り調べの場に現れたサン。だがすぐに、ソ・インスらは無実だと取り調べの中止を宣言してしまう。ちょうどそこへ現れた王はサンを問いただす。サンは「彼らは無実であり、彼らを身代わりにしてまで生き延びたくはない、故に取り調べはできないと」王命に背く発言をする。一方、宮中に押し入った者たちの懐から見つかったとされる暗号が、テスが盗み見た兵曹判書ハン・ジュノの書状にあった言葉と同じであることに気づいたホン・グギョン。ハン・ジュノがサンを陥れようとする者たちの一味であり、その背後には更なる大物がいると睨んだ彼は、サンを助けたいテスとともに、その調査に乗り出す。
第13話 倉庫に埋もれた証拠
2025年1月8日(水)
敵の拠点を発見したテスはすぐさま犯罪を取り締まる捕盗庁(ポドチョン)に通報するが、たまたま居合わせたチョン・フギョムにうまくその情報をもみ消され、その上、命も奪われそうになる。だが、うまく事を処理したとほくそ笑むチョン・フギョムの前に、再びテスが戻ってくる。しかも今度は、やはり敵の拠点の場所に見当をつけていたサンも一緒だ。必死で申し開きをするチョン・フギョムを尻目に、サンはすぐ兵を出動させるよう従事官に命ずる。一方、サンを助けるため図画署の地図倉庫に無断で入り見つかってしまったソンヨンは、図画署の納屋に閉じ込められてしまう…。
第14話 静かなる口封じ
2025年1月9日(木)
自分を陥れるための陰謀に兵曹判書ハン・ジュノが加担していることを知ったサンは、彼に罪状をつづった書状を匿名で送りつけ、その動きを探ることに。ところが、書状を受け取ったハン・ジュノが真っ先に向かった先は、なんとサンの叔母ファワンのもとだった。父を死に追いやったのが、その妹であるファワンと知ったサンは愕然とするが、今こそ敵を一網打尽にする好機。サンは、同時に突き止めた私兵団の拠点に兵を送る。一方、ファワンの養子チョン・フギョムに、自らの希望に近い重要な役職につけるとの話を持ちかけられていたホン・グギョンは…。
第15話 護衛官への道
2025年1月10日(金)
サンはソンヨンを宮殿の書庫に案内し、ソンヨンの手を取り、古い慣わしに囚われず画員を目指せと励ます。するとちょうどそこへ、サンの正室ヒョイがやってくる。今回の事件で手柄を立て、しかも古くからの友人でもあると、サンにソンヨンを紹介されたヒョイは、ソンヨンが以前実家で菓子を作るのを手伝ってくれた図画署の茶母であることに気づき、深い縁を感じる。一方ファワンがサンの敵の一人であることを突き止めることに貢献したホン・グギョンは、思惑通りサンの側近に。サンはホン・グギョンに、不正せずにテスを武科に合格させるよう命じる。
1話~25話
- あらすじ
- 第1話 三人の約束
- 第2話 父の絵を見せたくて
- 第3話 王への第一歩
- 第4話 銃に刻まれた真実
- 第5話 毒が残した手がかり
- 第6話 赤の悲劇
- 第7話 逆転の白
- 第8話 黒幕の正体
- 第9話 九年前の約束
- 第10話 武官の墓場
- 第11話 罪なき忠義
- 第12話 三日の猶予
- 第13話 倉庫に埋もれた証拠
- 第14話 静かなる口封じ
- 第15話 護衛官への道
- 第16話 刺客の視点
- 第17話 決死の身代わり
- 第18話 握りつぶされた王命
- 第19話 大いなる野心
- 第20話 夢をつなぐ墨絵
- 第21話 市場の反乱
- 第22話 流血の罠
- 第23話 王妃の陰謀
- 第24話 不吉な宴
- 第25話 華やかな暗殺計画
26話~50話
- 第26話 救いの銃弾
- 第27話 反撃の序曲
- 第28話 怪しい人影
- 第29話 追いつめられた虎
- 第30話 王の慈悲
- 第31話 父の教え
- 第32話 突然の別れ
- 第33話 初めての異国
- 第34話 裏切り
- 第35話 異変の幕開け
- 第36話 愛しき友
- 第37話 失われゆく記憶
- 第38話 息子からの手紙
- 第39話 亀の岩の秘密
- 第40話 最後の切り札
- 第41話 無謀な戦い
- 第42話 衝撃の処分
- 第43話 洗い流された汚名
- 第44話 形見の指輪
- 第45話 即位の日
- 第46話 断罪の決意
- 第47話 初めての試練
- 第48話 改革の始まり
- 第49話 新たなる敵
- 第50話 側近たちの思惑
51話~77話
- 第51話 叶わぬ恋
- 第52話 波紋を呼ぶ側室
- 第53話 抗争の嵐
- 第54話 側室の懐妊
- 第55話 奴婢(ぬひ)制度の改革
- 第56話 裏切られた喜び
- 第57話 揺らぐ忠誠心
- 第58話 王妃の苦悩と愛
- 第59話 悲しみの行方
- 第60話 姉と弟
- 第61話 王の告白
- 第62話 夢 叶う
- 第63話 世継ぎの擁立
- 第64話 権力の光と影
- 第65話 悲しき暗殺者
- 第66話 絶望の涙
- 第67話 最後の慈悲
- 第68話 別れ そして再起
- 第69話 清国との対立
- 第70話 王族と認められて
- 第71話 命がけの出産
- 第72話 王位の継承
- 第73話 悲劇再び
- 第74話 最後の肖像画
- 第75話 華城(ファソン)への行幸(ぎょうこう)
- 第76話 決戦の時
- 第77話 愛よ永遠(とわ)に