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2019.2.13【七つの会議】

七つの会議

半沢直樹シリーズの中でも“傑作”との呼び声が高い「七つの会議」。
「働く事」の正義とは?そして守るべき信念とは? 現代に生きる全ての日本人に捧ぐ、企業犯罪エンターテインメント!

主演の野村萬斎さんにお話を伺いました。

――現代劇でのサラリーマン役は初めてだと伺いました。出演が決まった時のお気持ちは?

野村萬斎さん

単純にうれしかったですね。ついに現代劇でサラリーマンかと。
ちょっと憧れていたんですけど小躍りしたのも束の間…
普通の会社員とは違った、ぐうたら居眠り社員でずっこける感じもありました。

――サラリーマンを演じる上で、どんなことを意識されましたか?

野村萬斎さん

きっちりしているサラリーマンではなかったので、なるべく生活感を背負おうと思って猫背にしてみたり、無精ひげを生やしたり、髪の毛を伸ばしたり、黒いスーツを着たりしました。

――みなさんの目力や間合いに圧倒されました。どんな雰囲気で撮影されたのですか?

野村萬斎さん

みんなの眼圧はすごいよね…。(笑)
撮影はもちろん真剣勝負でした。机をたたくような場面では、みんな手がはれ上がるくらい。
最後は氷のうを持ちながらやってましたよ(笑)

――もしサラリーマンだったら、どんな部署が合っていると思われますか?

野村萬斎さん

営業や経理には向いていないと思うので、商品開発部とかひらめき派の方だと思っています。
アイデア勝負のほうが得意かもしれません。(笑)

――歌舞伎役者や落語家、お笑いなど様々なジャンルの方と共演されましたが、いかがでしたか?

野村萬斎さん

狂言だったら共演するのは、親子・お弟子さんたち。「次はこう来るなぁ」といつも球が分かりきっているので、自分のところで紅白戦をやってるようなもんなんです。
でも、今回はリーグが違う、国が違う…「ジャンル対抗戦」みたいな感じがありました。
例えば、歌舞伎の人はやっぱり体を使ってくるなぁとか、落語家の人は変化球が多いなぁ、あるいは落語でみたようなキャラが見えてきたり…。

演じる中で、これまで見たことのない球を受けてみたい、投げ返してみたい。
そういうのが役者として楽しかったですね。

――映画を通して、どんなことを感じてもらいたいですか?

野村萬斎さん

覆っていた雲が晴れるような、爽快感を感じてもらいたいですね。
大きな一山を超えて、世の中晴れたなと。
でも天気なんていい加減なものですから、今日が晴れてもまた嵐が来るかもしれない。
ただ人間はその束の間の晴れを待ちわびているし、晴れている日がないと生きていけないじゃないですか。
そういう気持ちをご一緒したいですね。

――視聴者の皆さんへメッセージ

野村萬斎さん

一人のサラリーマンが大企業に向かって正義を働く。
どんでん返しに次ぐどんでん返しに、ドキドキしながら観てもらえると思います。
殴り合いや蹴り合いはしませんが、演技と顔の殴り合い。言わば顔芸の殴り合いですね。
格闘技ファンにも観てもらいたいです(笑)
何度見ても味わい深い映画だと思います。ぜひご覧ください。

「顔芸の殴り合い」という言葉はまさにその通り!
豪華キャストによる真剣勝負に惹きこまれるあまり、気づくと息が苦しくなるほどでした。手に汗握るとはこのことですよね。その臨場感に夢中になってしまいました!

「七つの会議」は現在公開中です!

インタビュー担当:武田知沙

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