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2019.4.19【コンフィデンスマンJPロマンス編】

コンフィデンスマンJPロマンス編

毎回「やられた!」と声に出してしまいそうなほど鮮やかな騙しが気持ち良い「コンフィデンスマンJP」が映画になって帰ってきました。「コンフィデンスマンJPロマンス編」と題して、香港を舞台に壮絶な騙し合いが繰り広げられます。
今回は、長澤まさみさん演じるコンフィデンスマン(信用詐欺師)ダー子に心酔する五十嵐役の小手伸也さんと、監督の田中亮さんにお話を伺いました。

――完成した作品を観てどのような感想を持ちましたか?

小手さん

試写を観たんだけど、観ているうちに登場人物とストーリーに没入してしまって、見事に騙されましたね。撮影していてストーリーは知ってたはずなんだけどね(笑)。でもそれくらい巧妙で見事ですごい映画になったなあって。だから映画を観た人は「騙されることがわかっていても、騙されちゃう」んじゃないかなあ。

――それくらい作品としての完成度が高かったりスケールも大きいということでしょうか?

田中監督

そうですね、今回敵がかなりの強敵なんですけど、敵が強くなればコンフィデンスマンたちも強くなるし魅力的になるので、そういう意味では皆さんの予想を上回る作品になったんじゃないかと。

――映画とドラマの違いってありますか?

小手さん

良い意味で一緒かもしれない。ドラマと映画でやっていることがさほど変わっていないので、ドラマを楽しんで下さった方々には、実家のような安心感を感じてもらえるんじゃないかと思います。香港だろうがどこだろうが、手を変え品を変え詐欺を働くという。ドラマでも毎回かなり高カロリーというかスケールの大きいものを作っていたので、現場は「ボリュームアップした11話」くらいの感覚でやっていましたね。だから、香港での活動も皆すんなり受け入れられるんじゃないかなあと思っています。

――私が映画を観ていて感じた違いは、五十嵐は、ドラマではコンフィデンスマン3人(ダー子・リチャード・ボクちゃん)と別行動が多いですが、映画では一緒に行動していることが多かったというところです。

小手さん

確かにそれはあります。五十嵐って濃いキャラクターが前面に出てますけど、実は縁の下の力持ちなんですよ。それが評価されない感じもまた五十嵐らしさでもどかしい部分ではあるんですけど…(笑)。
毎回ドラマで「コンフィデンスマンの世界へようこそ」っていうキメセリフがあるんですね。映画でもそれがあるんですけど、今回顔を半分紛れ込ませて初めて言わせてもらったんです。五十嵐いよいよしゃしゃり出てきたなって感じですけど(笑)、これは嬉しかったですね。

――映画の中で、たくさんの変装が出てきますが、小手さん的ベストオブ変装は誰の何ですか?

小手さん

リチャードとボクちゃんの宝石商ですかね。いかがわしい感じの。

田中監督

小日向さんと東出さんで、金歯をお揃いにしようって話し合っていて、ニコっと笑うと同じ場所に金歯があるんですよ。

小手さん

あれ、可愛かったですよね。

田中監督

毎回衣装合わせをして、服もかつらも何パターンもはめているんです。遊んでいるように見えて実は秘密にやっているんですよ(笑)。皆が遊び心をもって振り切って本気でやっているんです。

小手さん

そうそう。脚本がもう本当に面白くて。だから本を黙読する瞬間が一番楽しいんですけど、これを映像にしたときにこの面白さを体現するために、全セクションが全力を注ぐんですよね。

田中監督

脚本を読んで、騙しの鮮やかさに驚いて、でも文字でのことなので、実際のことは本当になってみないとわからないんですよね。撮影してみると、キャストの皆さんの演技力、振り切り力とか色々なものに助けられて、皆で積み上げて作り上げていっているなと思います。

――最後にメッセージをお願いします

小手さん

ドラマを楽しんでくれた人にはこの映画が最大級の贈り物になると思います。
また観たことがない人は、絶対「やられた!!」と思ってハマるはず。ぜひご覧ください。

田中監督

今回はロマンス編。豪華なゲストと共に、今まで観たことのないダー子の姿を楽しんでいただけると思います。ぜひ!!!

映画「コンフィデンスマンJPロマンス編」は5月17日公開です。

インタビュー担当:宇野名都美

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