2023年11月23日(木・祝)午前10時30分放送
番組の放送時間は変更する場合があります。放送時間はテレビ愛知の番組表でご確認ください。
来年、初演から200年を迎えるベートーヴェン交響曲第9番。日本では年の瀬の風物詩ともなっているこの曲を、なぜ私たちはこれほどまでに愛するのか?その謎に迫る。
ドイツの北西部、ライン川沿いにある都市、ボン。
ベートーヴェンが生まれたこの街に今も直筆の第九の楽譜が残されている。
1824年に誕生した第九が、日本で最初に演奏されたのは1918年(大正7年)、徳島県鳴門市でのこと。では演奏したのはいったいどんな人たちだったのか?
ベートーヴェンから多大な影響を受けたといわれる宮沢賢治。
彼がベートーヴェンの肖像画のマネをして撮影した一枚の写真。その寂しげな表情に秘められた驚きのエピソードとは?
第九をこよなく愛し、この曲をテーマにした作品も制作している版画家、棟方志功。彼の遺志を継いで9月13日の命日に必ず行われる、あることとは?
日本で第九は年の瀬のイメージだが、実はそういった慣習は日本独自のものだという。それはあるひとつの勘違いから始まったといわれている…。
ではなぜ第九が日本で年末の風物詩となったのか?
ピアニストの金子三勇士さんがその魅力を、ピアノを使って解説する。
宮城県石巻市では、東日本大震災以来12年ぶりに第九コンサートが復活した。震災で家族を奪われた人、お店を廃業しなくてはならなくなった人…。
苦難を乗り越えた人たちが年末、歓喜の歌声を響かせる。
高島礼子