テレビ愛知

トミカヒーロー

レスキューファイアー

スペシャル

インタビュー第5弾 福山一樹&水野真典スペシャルトーク

キャストインタビューも今回で最後となります。トリを務めるのはスカイチームこと、ツバサ役・福山一樹さんとジュン役・水野真典さん。

劇中ではクールなツバサですが、素顔の福山さんはとてもフランク。一方、水野さんはジュン同様の屈託のない笑顔で、お二人とも『レスキューファイアー』での撮影の日々を楽しく振り返ってくれました。

── 14話からの参加ということで、苦労されたこととかはありましたか?

【福山】途中参加だったので、現場はキャストもスタッフも結束が強まっている中に入って行くということに、不安はすごくありましたけど、(みんなと)打ち解けるのは割と早かったですね。
【水野】確かに。役の上では離れていましたけど、プライベートとかでは・・・・・・
【福山】ちょいちょい、話してたよね。

── 本編ではスカイチームでツーショットということが多かったですね

【福山】多かったですね。なぜか、食堂で3人が仲良くご飯を食べてるのに、僕ら2人は上からその様子を観てるとか(笑)。冷ややかにコーヒーを飲んでたりとか。でも一緒に食べたかったよね!
【水野】ホント、(役の上でも)仲良くしたかったですよね(笑)。実際、現場でもそのシーンを撮影したとき、そんなことを言ってましたよね。
【福山】タツヤたちは食堂で一緒にご飯を食べるシーンが多かったんですけど、僕らは片手で数えられるくらいで・・・・・・
【水野】2・3回くらいですかね?
【福山】だから、そういう羨ましさもありました(笑)。

── ツバサの演技で気をつけられたことがあればお願いします

【福山】まず、立ち姿から気をつけてました。背筋を伸ばしたり、歩き方だったりとか。それと、言葉に重みを持つようにしてました。普段の僕のしゃべりは、軽く聞こえがちなので声のトーンも落としてました。

── それでいて、ツバサはリツカに内心恋愛感情を抱いていて、それが空回りするみたいなギャグっぽい演技も印象的でした(笑)

【福山】花火の回(18話)からですね(笑)。あれは僕もちょっと意外でした。でも僕は演じていてすごく楽しかったです。ただツバサとしてどこまで崩して良いのか?というところではかなり悩みました。だから妄想に入るときも、ものすごく真面目な顔をして入っていくんだけど、心の中はスゴイこと考えてます!みたいな。そういう方向だったら、ツバサとしてキャラも立つんじゃないかっていう風に演じてました。いつの頃かそれも崩れ去り、クリスマス回(37話)では思いっきり顔芸が入ってましたけどね(笑)。でもキャラ性に幅も出来て、より演じやすくもなりました。・・・・・・リツカに対するツバサの恋愛感情は、僕からするとすごくピュアじゃないかと思います。そこは演じていて、自分が中学生の頃を思い出しました。

── ジュンも冷静なエリート少年かと思いきや、15話ですぐタツヤとジェスチャー勝負みたいなコミカルな描写もありましたが

【水野】そうですね、ちょっとはっちゃけた感じで(笑)。
【福山】すんなり溶け込んでったよね(笑)。
【水野】確かに、すんなり入ってっちゃいましたね(笑)。15話は、台本の段階でジェスチャーが入っていたんですよ。最初はツバサさんみたいにクールな方向で見せて、ジェスチャーでバッと砕けたところを出せれば良いかなって。でもジェスチャーは考えましたね。相手が勘違いして読み取った上で、ジュンがやりそうなポーズって何だろう?って。色々とパターンを考えました。あの撮影は(まだ初期だったので)結構緊張していたんですが、そのときの自分なりにはっちゃけることが出来たんじゃないかと思ってます。

── ジュンは、タツヤを慕ってましたが、久保さんとの演技で意識したことはあったのですか?

【水野】元々事務所の先輩でもありますし、レッスンとかでも一緒になっていたので、よく食事にも連れて行ってもらってたんです。ですから以前から仲も良かったので、普段通りの感じでいければいいなと思ってました。

── ジュンが劇中でしているメガネは、どなたが選んだのですか?

【水野】いくつか美術さんが持ってきたものを、舞原(賢三)監督が選択しました。実はジュンは最初はメガネキャラというわけじゃなかったんですよ。僕、普段はコンタクトを付けているんですが、リハーサルの時にたまたまメガネをかけていったら、「これでいこう」って。そういう感じだったんです。でも役として、メガネキャラには助けられました。例えば、着装後でもメガネをあげるようなポーズですとか、15話のジェスチャーでもそれを混ぜましたし。そういう色々なところでメガネが使えました。
【福山】メガネをかけてる子供たちにも勇気を与えていたとも思うしね。
【水野】そういわれれば、そういうお子さんを持つ親御さんからファンレターをもらいました。「子供がメガネを嫌がっていたけれど、ジュンを見てかけてくれるようになりました」って。それを読んで、僕もより一層メガネが好きになりました。

── それぞれの役とご自身とで似ているところ、あるいは憧れるところなどについてお願いします

【福山】ツバサは優しい一面もあって、29話のラストで人知れず笑顔をみせて子供たちへの想いを垣間見せるシーンがあったんですけど、そういうのがカッコいいな!って憧れます。周囲にはクールで子供に興味ないそぶりを見せているけど、実はそんなことはないっていうのが、グッとくるんです。でも考えたら、映像だから成立する演出であって、普通は誰も気がついてくれないですよね(笑)。
【水野】確かに(笑)。
【福山】でも、ツバサは本当にカッコイイ役で、常に僕がツバサという役に助けられてました。それと妄想癖なところが、僕と似てました(笑)。
【水野】ジュンはツバサさんに憧れてますけど、僕自身もクールなキャラとか渋いキャラって良いなって思っていて、憧れたりしますね~。そういうところが一番似てると思いました。それから、ジュンは気軽に誰とでも話すようなタイプなので、そこがいいなって思いますね。僕にはない部分なので。

── アクションでの苦労をお聞かせください

【福山】最初の頃は本当に(アクションの)手順を覚えられなくて。それがすごく苦労しました。お手本を2・3回見たら、自分たちで2・3回練習してもう本番で。なかなかきれいにも見えないし。
【水野】剣を使うのも大変でした。アクションの中で、ジェットカリバーがピタッと止まらないんですよ。剣先がブルって動いちゃうんですね。本当はピタッ、ピタッと格好良く止めて、ズバって振り下ろしたりしたかったんですけど、それがなかなか出来なくて・・・・・・。
【福山】今でこそ慣れたけど、ジェットカリバーは最初すごく重く感じたしね。
【水野】重かったですよね。
【福山】僕らの使う着装前のはアップ用の重たいものしかなくて。ずっとその1本でがんばってました。スタッフさんから「折ったらダメ」とか言われたり(笑)。
【水野】(笑)でもなかなか折れないですけどね。
【福山】それから、ジェットカリバーを受け取って、2人でタイミングを合わせて着装するのも難しかったです。
【水野】2人でポーズを合せるとかですよね。「ジェットカリバーを手にしたら、このポーズで着装ね」とか2人でタイミングの相談をしましたよね。
【福山】天空着装のポーズはある時から1パターン増えたので、現場で自分たちで決めてアクションの流れによって使い分けをしてたんですよ。着装パターンが2つになったのは、覚えるのは大変でしたけど、僕らにとっては得になりました。
【水野】着装のタイミングを合わせるのも最初は結構二人の息が合わなくて、大変でした。
【福山】アクションと言えば、49話で実は僕ら5人が(メットオンした状態で)ファイヤースーツを着てアクションもしたんですよ。まさか着装後までやらせてもらえるとは思ってもいなかったので。凄く感動しました。
【水野】あれは、一生の思い出になりました。もしかすると、二度とこういう機会は無いかも知れないですもんね。
【福山】本当に最高の思い出です。

次のページ≫

ページトップへ