2050年のカーボンニュートラル実現にむけて、大変革期を迎えている自動車業界。部品メーカーの“脱炭素”の取り組みに密着した「理系ものづくりドキュメンタリー」
大手部品メーカー・アイシンの工場内にあるテストコースでは、電気自動車を使った試験走行が繰り返されている。アイシンが今、開発に力をいれているのは、「イーアクスル」という電気自動車の主要パーツ。モーターとギアボックス、電子制御を行うインバーターが一体化した、電気自動車の心臓部で、このイーアクスルを小型化、高効率化できれば、電力の消費を大幅に減らすことができ、カーボンニュートラルの実現に近づくことができるという。これまでに培ったモノづくりの技術で、開発・生産の現場から二酸化炭素をなくすことができるのか?技術者たちの挑戦が始まった。
槇大輔