相澤「阿部さんが演じられた祐太は女装して全く別の人格になったりしますが、阿部さんにも変身願望はありますか?」
阿部「役者やってること自体変身願望で始めたようなもんなんで。普段の自分でいるよりは違う人になってたほうが楽みたいなところがあるんですよ。強いかもしんないですね、変身願望」
相澤「パアアアってハイテンションで演じているとやっぱり気持ちいいですか?」
阿部「気持ちいいです。違う人になれたりとか・・・・、セリフって僕に責任がないものじゃないですか?人が書いたものですから。人が書いたものを大声で言ってるってすごく気持ちいいんですよね」
相澤「大声で演じるシーンとしては、今回は舞台の上で漫才をするシーンなんかもありましたけど、阿部さんは今まで舞台でスベったことありますか?」
阿部「それはあるでしょうね。ありますよ・・・・。劇場行ってわかることですけどね、それは。稽古場ですっごい面白いなって思ってやってんだけど、劇場で全くウケないっていうね。・・・それは別にウケなくてもいいって顔しないといけないですけど。別に笑わせてるわけじゃないよっていう、そういう素通りをしますけどね。で、次の日からそのセリフは全くなかったかのようにカットされてますね。宮藤さんが脚本・演出の舞台の場合」
相澤「スベることもあるということですけど、阿部さんはスベらない人っていうイメージがあるんですよね。何かスベらない秘訣みたいなものはあるんですか?」
阿部「何かわからないけど、確固たる自信!・・・があったほうがいいんじゃないですか。不安でやってると絶対伝わっちゃうと思うんで。何か自信あるぞっていうほうが笑っちゃうじゃないですか。そんな気がするんですけどね」
つづく