2023年3月25日(土)深夜1時
番組の放送時間は変更する場合があります。放送時間はテレビ愛知の番組表でご確認ください。
母の出稼ぎによって来日した日系人の少年は、やがてブラジル人として初めて日本の弁護士となる。「弱い立場に置かれる同胞を助けたい」と奔走する青年弁護士の姿を追う。
2018年、ブラジル人として初めて日本の司法試験に合格、弁護士となった照屋レナンエイジさん(31)。弁護士になったのは、立場の弱い外国人労働者ら日本に住む同胞の手助けをしたいという思いからだ。
在日ブラジル人たちは安い労働力、雇用の調整弁として今もなお“使われる”ケースが多い。その状況は1990年の入管法改正で日系ブラジル人が日本に“出稼ぎ”に来たころから変わりがないという。
また“言葉の壁”に阻まれて子どもたちが進路や将来の夢を描けていないことも、在日ブラジル人を悩ませる問題だ。照屋さんはブラジル人の子どもたちが日本で夢を持って生きていけるように力を尽くしたいと考えている。
在日ブラジル人を取り巻く状況はなぜ変わっていかないのか、青年弁護士の目を通して、在日ブラジル人たちの現状と問題点を描く。
長江麻美
(テレビ愛知アナウンサー)