最後は最年長のUさんの音頭で一本締めです。
「えーっ!俺~!?」とブツブツ言いながらステージに上がったUさんは手首や肩をグルグル回し始めました。最年長だけに手を叩くだけでもそれなりの準備体操が必要みたいです。
つられてみんなも手首や肩を回し始めました。
たかだか一本締めですが「いい音をさせてやるぜ!」という気合が会場に充満してきました。
きっととてもいい音がしたはずです。
Uさんが「よ~おっ!」とさえ言ってくれれば・・・。
Uさんはいきなり「せーのハイっ!」と言って自分だけ手を叩きました。
「せーの!」という、一本締めには有り得ない掛け声だったにしても「せーの!」のあとに一拍間をあけてくれたらまだ何とかなったかもしれませんが、「せーのハイっ!」って、一体どのタイミングで叩けばいいんでしょうか?
パンッ!という手拍子のかわりにズササササッと50人が膝から崩れ落ちる音がしました。
Uさんはそのまま若手に両手を引っ張られて退場させられましたが、その様子はまるでケネディ宇宙飛行センターで両手を引っ張られて連行されていく灰色の小さな宇宙人のようでした。
すっかり酔っ払っていたUさんの顔は、灰色というより真っ赤でしたけどね。
そのあと全員ステージにあがり、記念撮影が行われました。
何回かシャッターが押され、もうそろそろ撮影終了というところでUさんが「やあ!」とにこやかに右手を上げながらトイレから出てきました。
なぜ集合写真を撮るって言っているのに席を外してしまうんでしょう?ホント最後までグダグダです。
「また、あんたか!」
もはや無礼講も飛び越えた下克上突っ込みが浴びせられました。
そしていよいよマナカナちゃんとのお別れの時がやってきました。
「よしっ!みんなで胴上げだ」
「ワッショイ!ワッショイ!」
・・・・なぜかさっき花束贈呈をしたSさんが胴上げされていました。
あんな重い人を4回も胴上げしておいて「何でおまえやねん!」と突っ込む人々。
素敵なチームプレーでした。
「遊びに行こっ!」マナカナちゃん最後の出演は3月29日(土)です。お見逃しなく。