走れメロス
きょうは『桜桃忌』ですね。
太宰治は39歳で亡くなりました。
いつのまにか同い年になってました。
(*_*)
数年前、他局の男子アナウンサーと女の子2人と飲みに行った時の話です。
「最近ナレーションのバリエーションを増やそうとしててさ・・・・・・」
そんな話から私と男子アナウンサーの間でナレーション談義に火がつきました。
「よし、じゃあ実際に読んでみよう!」
ついには二人で朗読会を始めました。
たまたま手元にあった太宰治の『走れメロス』がテキストです。
「なるほどー、そこはそう来ましたか・・・」などとお互いの読みを誉め称えあいながらの朗読会は非常に楽しく、女の子たちの存在もすっかり忘れて熱中してしまいました。
女の子たちは怒って帰ったりはしませんでしたが、一体どんな表情で聞いていたかもよく憶えていません。
本当に失礼な話ですよね。
ところがそれから2年後、その男子アナウンサーと、その場にいた女の子の一人が結婚したんです。
ビックリしました。
あの朗読会ではどちらの朗読がよかったとか、勝ち負けはつけなかったのですが、私は完全に負けていたんですね。