「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」

安西先生の言葉を胸に、婚活にいそしんでおります。
合コンなどにも顔を出します。
私は結構人見知りするほうなので、本当は合コンなんか行きたくないんです。
でも、配偶者を見つけるためには、そういう場所にもどんどん出て行かなければならんのです。
いつも歯を食いしばって、合コンに参加しているんです。
「独身を謳歌しているなー」などと気安く言ってほしくないんです。
合コンというのはなかなかリスキーなものなんですよ。
先月催された合コン相手の中にも危険人物が紛れておりました。
その女性は酒がすすむに連れてどんどん女王様化していきました。
そして合コン開始から２時間後、私は初対面のその女性からこう呼ばれるようになっていました。

「おいっ！食べカス！」

黄土色の犬はプリンとかクッキー、茶色だったらマロン、もっと濃い茶色ならココア・・・・。
女性はよくペットに甘いものの名前をつけますよね。

私が飼っている黒猫はチョコといいます。

私が名づけたんじゃありません。
飼い始めたときにつきあっていた女性がつけたんです。
本当はそんないかにも女性がつけそうな、かわいい名前いやだったんですけどね。
絶対チョコだって言い張られましてね・・・。

先日、街でバッタリその女性と会いました。
彼女はこう言いました。

「クロは元気？」

友人家族と食事をしました。
友人のお子さんは３歳です。
数ヶ月見ない間にすっかりおしゃべりが上手になっていました。
日本語だけでなく、英語まで覚え始めているようです。
テーブルの上にあるものを指差して「トメイトウ」とか「ストロベリー」とか「ビヤ」などと発音してみせます。
私は赤ワインを飲んでおりましたので、グラスを持ち上げて彼女のほうに差し出し「じゃあ、これは？」と聞いてみたところ、元気にこう答えました。

「ルネッサーンス！」

エレベーターで乗り合わせた５０代と思しき男性が何度も繰り返し「ハアア～」とため息をついていました。
エレベーター中を不愉快な空気で充満させるような大きなため息です。
私も一瞬眉をひそめましたが、そういえばこのビルの１１階にはお医者さんが入ってたな。何か体調のことで悩んでいるんだろうか？などと勝手に思いやり始めていたら、その男性は７階で降りました。

１００円ショップに用があったみたいです。

ＣＤショップの試聴コーナーでヘッドホンをした女性が８０年代の女性アイドルのようなステップを踏んでいました。
後ろから覗き込んでみたら、彼女の聴いていたミュージシャンはＢｅａｔ　Ｃｒｕｓａｄｅｒｓでした。
Ｂｅａｔ　Ｃｒｕｓａｄｅｒｓってそういう音楽なんでしたっけ？

ａｎａｎを買いました。
「こんどこそ話せる英会話をマスター」という特集だったからです。

岡田准一さんがＬＡに行って現地の人たちと英語でコミュニケーションする模様を８ページに渡って掲載していました。
岡田さんは英語もかなりしゃべれるみたいです。

英語でも勝てないなんて！

あんなに受験のとき勉強したのに！

ａｎａｎの記事によると、日本人が英語ができないのは試験のために英語を勉強するからだそうです。
実際に自分が英語を使うシーンを具体的に頭に思い描きながら学んだほうがずっと身につくらしいです。
ちょうど私は今夜サイパンに旅立つので、実際に自分が英語を使っているシーンを具体的にイメージしてみました。

Ｉ　ｈａｄ　ｍｙ　ｗａｌｌｅｔ　ｓｔｏｌｅｎ．

Ｉ　ｌｏｓｔ　ｍｙ　ｐａｓｓｐｏｒｔ．

Ｉ　ｃａｎ　ｎｏｔ　ｆｉｎｄ　ｍｙ　ｂａｇｇａｇｅ．

旅行に行くのが怖くなりました。

相変わらず一人カラオケ行ってます。
店員さんに「いつもありがとうございます」と言われてしまうほどの常連です。

歌もやっぱり練習を重ねると上手くなるものだと思います。
でも、ただ漠然と歌っているだけではダメです。
私の場合、「お腹から声を出す」「口を縦に大きく開ける」「気持ちを込めて歌う」という３点を心がけています。

特に大事なのは気持ちを込めて歌うこと。
そんな私にとってＡ君、あ、いや岸本だからＫ君か・・・、Ｋ君が以前カラオケで歌った「ロード」は衝撃的でした。

サビのところで繰り返し出てくる「何でもない」というフレーズの前に必ず「あ」をつけるのです。
「あ、チョイと」って感じで。

♪あ、何でもないようなことが　幸せだったと思う～　あ、何でもない夜のこと～

名曲「ロード」が「何でもない音頭」とでも呼ぶべきものに変貌を遂げていました。