5月18日(水)
最近、声の仕事が多い。今日は毎週土曜日夕方に放送中の「遊びに行こっ!」のナレーション。明治から続く温泉旅館の紹介のシーンで、ディレクターから「森本レオ風で」というオーダーがあったので、一生懸命レオ風で読んだら、「それ、モノマネじゃないですか!」と大笑いされた。レオ風というのはモノマネではなく、レオさんみたいに優しいイメージで読んで下さいということらしい。
5月19日(木)
今日はコンサートのチケット発売の告知CMのナレーション。またまた「森本レオ風で」というオーダーが。ディレクターは違う人だったのに。2日で2森本。いちにち1レオのペースだ。レオなんて単位はないけれど。
今回はモノマネにならないよう十分セーブしたつもりだったが、「もっとレオ抜いてください」と言われた。「力抜け!」とかならわかるけどさー、「レオ抜け!」って初めて聞いたよ。結局のところ、「レオ風で」というのは「優しく穏やかに」という注文であって、森本レオさんのことはまるで考えなくていいらしい。だったら「優しく穏やかに」と注文してくれればいいのに。どうも世の中では「優しく穏やかに」と言えば「森本レオ」という状態にになっているようだ。「優しく穏やかに」市場のガリバー、それが森本レオなのだ。
5月20日(金)
今日は「行け!内山水産」という特番のCMナレーション。「特番の本編のナレーションは『めちゃイケ』などを担当している木村匡也さんという方が読んでいるので、それ風で」でというオーダー。「木村さんのナレーションは声を張るのではなく、口の奥の方で響かせている」というのが私の分析。普段から結構研究させて頂いていたのだ。っていうか、結構モノマネの練習していたので、その成果が発表できるぜ!と意気込んでのぞんだのだが、ディレクターの「もっと声張ってください」の一言で全くの別物になってしまったのだった。