「みなさん楽しそうですねー」と言うより「本当に楽しいんです!」と言いたい。これがアナウンサーである私が番組中にMC席を抜け出して踊ることの目的であった。本番が終わるといろいろな人から「いい表情で踊っていた」とお褒めの言葉を頂いた。当初の目的は達成できたようである。ダンスに対するコメントが首から上に集中したのはちょっと残念でもあったけれど。
翌日、どまつり2日目は私のアナウンサー人生において最高の日であった。どの会場に行っても「きのうテレビ見ましたよ」「頑張ってましたねー」とたくさんの人に声をかけていただいたのである。今までも「見てます」ぐらいのことは言われたことはあったけれども、あそこまで好意的な反応は初めてだった。握手も何度も求められたし、中には「サインして!」と背中を差し出す踊り子さんもいた。私はサインらしいサインも持ってないし、大事な衣装の背中に書くなんて恐れ多いので一度は断ったのだが、「それでも」ということだったので、肩のあたりに、求められたサイズの4分の1ぐらいの大きさで楷書で「相澤伸郎」と書かせていただいた。
演舞中も大きな声で「アナウンサー!」と声をかけて頂いた。本当にありがたいことであるが、今後の課題もはっきりした。名前を覚えてもらわなくては!衣装に「相澤伸郎」書かせてくれたあの踊り子さんのためにも。
おしまい
※大須笑店街☆21は今年もファイナルまで進むことが出来ました。YATTA!
チーム、関係者のみなさん、応援してくださった方々、本当にありがとうございました。