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2007年 秋の日記 その3

11月14日

その岡村靖幸さんのライブに行った。
こういうライブに出かけるのは、数ヶ月前に知人に誘われてチャゲ&飛鳥のコンサートに足を運んで以来だ。
チャゲ&飛鳥さんのコンサートのお客さんの平均年齢は40歳を越えているように思われた。冒頭の「恋人はワイン色」で総立ちになった後、しばらくするとバラードとトークのコーナーになり、全員ゆっくり座って楽しめるという、お客さんの年齢に配慮した構成になっていた。
齢を重ねると弱くなるのは足腰ばかりではない。
バラードコーナーの後半になるとわらわらとトイレに向かう人が出てきた。これもまあ、しょうがないことである。
しかし、この人たちがすごいのは、ちゃんとトイレのタイミングを計算していることである。ちょうど帰ってきた頃、アップテンポな曲が始まり、観客は総立ちになった。そしてそのまま「YAH!YAH!YAH!」に突入したのだった。


そんなことを思い出したら、急にトイレに行きたくなって来た。
おかしいな?ちゃんと行っておいたのに。
今回のライブはライブハウスが会場だったので、入り口でドリンクチケットを強制的に買わされた。さほど飲みたくもないビールを一気に飲み干したのがいけなかったのかもしれない。もう一度トイレに行きたいところだったが、すでに開演予定時刻を過ぎていた。
「我慢できるな?」
半ば脅迫するように膀胱に言い聞かせ、開演を待った。
そんな風に過ごす時間は長く感じるものだが、それにしても始まらない。
気付けば15分が経過していた。
これはおかしい。
名古屋のベイビーたち(岡村さんはライブに来たお客さんをこう呼ぶ)が異変を感じ始めた頃、コンサートツアーのプロデューサーという人物がステージに上がってマイクを握った。
「大変申し訳ないのですが、きょうのコンサートを中止させて頂きます」
なんと、岡村さんはきのう行われた大阪城ホールでのライブで、ふくらはぎの筋肉断裂という大怪我を負ったそうだ。
「これから岡村本人より、皆様にご挨拶をさせていただきます」
岡村さんがステージに現れ、キーボードの前に座って歌い始めた。
♪名古屋のベイビーたち ごめんなさーい
弾き語りによる謝罪だった。
♪本当にギリギリまでやろうと思ってたんだあ~ だから衣装だって着てるのさ~ でも筋肉断裂~
哀しくて切ないメロディ。久々に聴く岡村さんの歌がこんなものになるなんて・・・。
♪この埋め合わせは絶対するよお~
そう歌って岡村さんがステージから去るのを見届けると、私は一直線にトイレに向かった。不幸中の幸いというべきか、コンサートが中止になったおかげで私はここでキッパリと膀胱との対話を打ち切ることが出来たのだった。

ライブハウスを出て、駅へと向かう道すがら、一部の名古屋のベイビーたちが岡村さんについて「きっと若い頃と同じつもりでライブで動き回ってたら、体がついていかなくて怪我をしてしまったのだ」と言っているのを耳にした。
振替公演ではそういう見方を打ち消すような激しいダンサンブルなステージを見せてほしいものである。岡村さん、リハビリ頑張って下さい。私もそれまでに膀胱を鍛え直しておきます。

つづく

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「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」(寺山修二)
「しゃかりきコロンブス」(光ゲンジ)

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