何故だか肩が痛いのです。
今まで経験したことのない痛みです。
もしかしてアレか?という考えが浮かびます。
いやいやそれはない、と必死に打ち消していたのに、水口アナに言われてしまいました。
「四十肩じゃないですか・・・・・」
宣告されちゃった・・・・・、ハッキリと。
まさに『水口美希のズバリ言うわよ!』です。
細木数子さんにズバリ言われてしまったゲストのように号泣しそうな私を見て、水口アナは慌ててこう続けました。
「四十肩じゃないですか・・・・・って、報道部のYさんにRさんが言ってたんです。Yさんも何だか肩が痛いって言ってて・・・。相澤さんが四十肩ってことじゃないです」
Yさんは私より年上だったはずです。まあ、ほとんど差は無いんですけど。
差は無いんですけど、Yさんとの違いを強調したくなった私は「痛いのは左肩だけなんだけどねえ」と言ってみました。
「何か憑いてるんじゃないですか?」
また失敬な発言が水口アナの口から飛び出しました。思わずキッと睨みつけると、水口アナはまたもやこう続けました。
「何か憑いてるんじゃないですか・・・・・・って、RさんがYさんに言ってたんです」
再びRさんとYさんの登場です。
「Yさんも痛いのは左肩だけらしくって」
水口アナはあくまでも私について何か言っているのではなく、RさんとYさんとの間で交わされた会話を報告しているだけなので、こちらとしては「失敬な!」と怒るわけにもいきません。
思わず「見事な攻撃だ」と感嘆の声を漏らしてしまいましたが、その「見事な攻撃だ」というフレーズのあとで、自動的に「タケちゃんマン!」と続けそうになったので、慌てて口をつぐみました。
そんなことを口にしたらまた年齢のことを言われるだけですからね。