レストラソに行ったメンバーな全部で9人。そのうち3人がインストラクター、6人がダイバーである。
6人のダイバーのうちの4人はそれぞれ一人で参加していた。
半年前にも散々書いたけれども、ダイバーの一人旅は決して珍しいことじゃないのである。
最高齢の方は70歳で、丸テーブルを囲んだ我々は「SL列車で快適に過ごすための裏ワザ」といったお話を拝聴した。
せっかく教えていただいても、決して表に出ることなく裏ワザのまま終わってしまうに違いない知識だが、それでいいのだ。
普段接している人々とは全く違う人と出会い、普段決して聞くことのない話を耳にすることこそ、一人旅の醍醐味なのだ。
また、「水中で絵になるポーズ」について活発な議論も交わされた。
「顔の表情がきちんと撮れるように」と必要以上にレンズを大きくした水中マスクが人気になっているぐらい、ダイバーたちにとって「水中でどう写るか」は重要なテーマなのだ。
小島よしおさんの「そんなの関係ねえ」は「大きな動きで表現しやすい」らしく、サイパンではまだまだ小島よしおさんブームは続いている。
サイパンで見られる日本のテレビ局はNHKだけであるからして、インストラクターさんたちは決して「そのギャグもう古いっすよ」などど言わない。安心して思う存分「そんなの関係ねえ」から「ハイ!オッパッピー」まで演じきったらいい。「オッパッピー」に込められているという「Ocean Pacific Peace」というメッセージは海中にこそふさわしいと思う。
ちなみにかつて一斉を風靡したダンディ板野さんの「ゲッツ!」はブーム当時から「ダイナミックさに欠ける」と不評だったらしい・・・・。