時々新聞を声を出して読む練習をします。
アナウンサーはたとえ他人が書いた原稿だろうと、自分の言葉として話さなくてはなりません。
自分の言葉にするというのは、ちゃんとその言葉を理解するということです。
原稿の中に初めて口にする言葉があったりすると、なかなか自分の言葉になりません。
新聞を音読するのは、難しい政治や経済、法律の言葉を口に馴染ませておくための練習です。
一度口に出すだけで大分違うのです。
先日、世間話の中で、私が「ハンパねえ」という言葉を口にしたところ、若手女子アナ、アラッチに「プハハハハっ!」と笑われました。
私の「ハンパねえ」にかなり違和感を感じたようです。
自分の言葉になっていなかったということでしょう。
それもそのはず、私はこのとき生まれて初めて「ハンパねえ」と言ったのです。
もっと「ハンパねえ」を口に出して練習しなくてはと思いました。