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北の国へ

弟の結婚式ついでに北海道の旅 その1

ちっとも梅雨らしくないけれど、梅雨入りしたらしい。子供の頃、雨の日にはよく人生ゲームをしたものである。

「祝い金20ドルちょーだい」

「ええーっ!おまえんとこまた双子生まれたのかよ!」

あのゲームは前半戦で遅れると結構焦る。先を行くプレーヤーたちの車は次々に結婚、出産のマスに止まり、車はピンクや水色の駒でいっぱいになっている。双子ばっかり生まれたヤツの車はもう駒を挿す穴が埋まっているので、ピンクの駒が一本横倒しになっている。それなのに私の車には水色の駒がポツンと一本立っているだけ。祝い金も払ういっぽうだ。・・・・あの時味わった気持ちを今、実人生においてリアルに味わっている。36歳独身である。

「ウチのダメ人間どもです」

3年前、親戚の集まりで私と弟、妹はこう母親に言われてしまった。まだ結婚していないというだけでダメ人間呼ばわりである。「ダメ」だけならまだしも、「ダメ人間」はひどいと憤ったものだが、最近は「ダメ人間だもの」とダメな相田みつを風に開き直ってしまっている。だっても認めるしかないもの。去年の12月に妹が結婚、そして今月弟が結婚することになったのだ。いよいよ一人取り残されたのである。

妹の結婚式には苦い思い出がある。披露宴パーティー中、父親が女性司会者を呼び寄せ「ウチの長男、アナウンサーなんだけど、(あなたのお相手として)どう?」と言い、やんわりと断られていた。その様子をやや離れたところから見ていた私の心には「生き恥」という言葉が浮かんでいた。

ブーケトスの時だって、こっちはおどけて「俺もとりに行かなくっちゃ」と言っただけなのに、親戚中から「もっと前に行け!」「そんなとこじゃ取れないぞ」という声が飛んだのだった。何たる鬼コーチぶり。そんなことがあったので、今回弟の結婚式に出席するのも正直気が重かった。しかも、新郎新婦とも関東出身、関東在住なのになぜか北海道で式を挙げるという。ますます億劫だ。こうなったら自分も何か結婚式とは別に楽しみを見つけなくては。そこでちょっと休みを取って、富良野観光をすることにした。

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「三月のライオン」
「とめはねっ!」
「宇宙兄弟」
「モテキ」
「へうげもの」
「もやしもん」
「こさめちゃん」
「犬のジュース屋さん Z」

【好きな言葉】
「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」(寺山修二)
「しゃかりきコロンブス」(光ゲンジ)

【担当番組】
ニュースデータで解析!サンデージャーナル、特番など

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