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2007年09月03日

どまつりな日々 2007夏の日記 その2

8月17日

名古屋学生チーム「鯱」の取材。
両手を上げてジャンプするところで「シュワッチ!」と叫んでいたので、「おおー、ウルトラマンは永遠だなー」と感心していたら、どうやら「シュワッチ」ではなく「シャチ!」と叫んでいた模様。

8月19日

瀬戸市のチーム、瀬戸っ子舞遊の取材のために、JR中央本線に乗って定光寺駅へ向かう。
取材とはいえ、ちょっとした旅気分だ。
到着して驚いた。無人駅だった。駅前には広場もタクシー乗り場もなかった。
タクシー会社に電話したところ「ちょっと時間がかかりますけど・・・」と言われた。
多少待つことを覚悟して、カバンから「竜馬がゆく」を取り出して読み始めた。

この小説は18歳の時に読んで以来、何度も何度も読み返してきた。坂本竜馬先生は私に生きる勇気を与えてくれる。激しく落ち込むようなことがあるとついこの本に手がのびる。その結果何度も何度も読み返しているわけだ。そう考えると、落ち込んでばかりの人生ということがハッキリわかる。

今回はまだ激しく落ち込んではいないけれど、私はあんまり多忙だと鬱になる傾向があるので、「竜馬がゆく」を読んで「坂本先生はこんなに忙しかったのだ、それに比べれば自分など・・・」と納得させるために、この1ヶ月の間移動中やちょっとした空き時間にちびちびとページを開いているのだった。

それにしてもタクシーが来ない。
2回催促の電話をしたが、2回とも「もう間もなく着くと思いますけどね」という返事だった。

・・・・ついに55分が経過した。

おいっ!タクシーを待っている間に薩長同盟が成立してしまったじゃないか!

「どうなってんすか!」とタクシー会社に電話すると「駅に行ったんだけどいなかったから引き返したという連絡がありまして・・・」と言われた。
絶対にタクシーなど着ていない。こんな誰もいない駅で、気が付かないわけないじゃないか!
「もういいです!」と電話を切った。一応ですます調で抗議したが、「もういいです」のですは呪いを込めてDEATHと発音させて頂いた。

あとは歩くしかない。

定光寺駅から瀬戸っ子舞遊さんが練習している小学校までは3km。大した距離ではない。ただ、激しい夏の日差しが照りつけているのでタクシーで行こうと思っただけだ。55分前に歩き初めていればとっくに到着していたっつーの。もう大遅刻だ。ガンガン速足で進んでいく。

・・・・・・やられた。確かに3kmしかないが、ずっと登り道だよっ!
到着した時には、練習している踊り子の皆さんより汗だくになっていた。

つづく


2007年09月04日

どまつりな日々 2007夏の日記 その3

8月25日 

いよいよどまつりが始まった。
私が所属している大須笑店街☆21のきょうの出番は朝10時の久屋大通り公園メインステージ、昼に大須観音会場、そして午後3時半の大津通りパレード会場である。
この大津通りパレード会場では4回演舞することになっており、その3回目の演舞が1次審査の対象となっている。
パレードに臨む前に代表から「人生を賭けて踊るように!」という訓示があった。
夜7時からのどまつりの生中継特番に出演する私は、きのう会社の人から「番組に支障が出るほど一生懸命踊ってくるなよ」と釘を刺されていた。
もしかしたら本当に人生を賭けての踊りになるかもしれないと思いつつ、刺された釘を引っこ抜いて踊ったのだった。

パレードが終わると、そのまま走ってテレビ愛知の栄オフィスへ向かう。
別れ際、チームのなまか(仲間)たちが「頑張って!」と笑顔で手を振ってくれた。100人の大声援を受ければやっぱり燃えるよね。仕事と踊り子の両立はしんどかったけれども、やっぱり参加してよかった。

「遅くなりましたー」と言いながらスタッフたちの集まっている部屋へ駆けこんだら、足がもつれて転んだ。
「え”え”-」
びっくりするスタッフたち。早速「だから仕事に支障が出るほど踊るなっていただろう」という声もあがる。
「いやいや、床のここんところがちょっと出っ張ってたもんですから・・・」と必死に言い訳したが、「出っ張ってない、出っ張ってない」と全員に打ち消された。

それぐらい疲れていたが、100人のなまか(仲間)の「頑張って!」が効いたのか、疲労が原因での失敗もなく2時間の生中継は無事終わった。

「カンパ~イ!」
撤収作業をしていたスタッフが帰ってくるのを待って、11時30分から番組の打ち上げが始まった。
「じゃあ、私はこのへんで失礼しまーす」
乾杯直後に席を立つ私。もう体力の限界だった。
「え”え”~」
スタッフたちの驚きの声を背中に受けつつ、会社をあとにした。明日も一日中踊るのだ。

つづく


2007年09月07日

どまつりな日々 2007夏の日記 その4

8月26日

どまつり2日目。
余裕を持ってうちを出たのに、鳴子を忘れてしまった。慌ててタクシーを捕まえる。
「お客さん、どまつり出るの?」
運転手さんに話し掛けられた。
「実はうちの息子も踊ってるのよ。お客さんみたいに若けりゃいいけど、もう38にもなってさ・・・・・。いい年していつまでそんなことやってんだって言ってるんだけどね」
「私も38歳なんですよねー」
「あ、そうですか・・・。失礼しました。いや、でもうちの息子まだ独り者ですからねー。踊ってるヒマあったら嫁さん見つけろって・・・・」
俺に向かって言ってるのか!というぐらい息子さんと自分の姿が重なる。
そんな息子さんをフォローしようと「どまつりで踊っていれば出会いの機会もあるかもしれませんよ」と言いかけたが、我が身を振り返ると全く説得力がないのでやめた。

「息子が踊るのはあんまりだけど、私もどまつり見るのは好きなんですよ。あれがいいんですよねー、踊り子さんたちが踊り終わってお客さんに『ありがとうございましたー』って言うでしょ?あれを見るとね・・・・・・・ごめんなさい・・・」
えー!!!!泣いちゃったよ、この人!
まあ、気持ちはわからないでもない。踊り終わってお辞儀をする時ってのは、踊り終えた充実感と、お客さんとの一体感、そして緊張からの解放で、みんなとてもいい表情しますからな。

「最近涙もろくって・・・・あ、あれもどっかのチームの車ですねー」
前方から大きな招き猫を載せたトラックが走ってくる。大きなスピーカーを積んで、各チームのパレードを先導する「地方車(じかたしゃ)」だ。招き猫ということは、常滑か瀬戸のチームの地方車ということになるが、きのうテレビ愛知の中継に登場した瀬戸っ子舞遊ではないようだ。ということはおそらく常滑のチームだな。
「これはたぶん常滑のチームですね」
「ああ。そうですか、そういえばきのうの夜のどまつりの生中継に出てましたよ」
運転手さんはたぶん瀬戸っ子舞遊と勘違いされている。あのチームは衣装もメイクも招き猫でかなりインパクトがあったからなーと思ったが、一応どこのテレビで見たのか確認してみる。
「それはテレビ愛知ですか?」
「ええ、そうです。石原良純さんがゲストでしゃべってましたよ」
ちなみにうちの番組の男性ゲストは真島茂樹さんだ。
石原良純さんはその30分前に他局の旅番組に出演していたはずだが・・・。まあ、いいや。

きょうも大津通りパレード会場で4回、そのあと柳原商店街でパレード。ここでも4回踊らなくてはいけない。大丈夫か?俺・・・・。

柳原でのパレードの直前、整列して待機していたときだった。ふと気付くとみんなが大騒ぎしていた。
大須笑店街☆21がファイナルコンテストへの出場権を獲得したという報告があったのだった。
気付くのが遅れたせいで、みんなの盛り上がりにいささか乗り遅れてしまった。
そんなに大事なお知らせがあったというのにまるで耳に入らなかったなんて、どれだけボーッとしていたのか?・・・・私の意識は、電波が届かないところにあったのか、あるいは電源が入っていない状態だったということになる。

それぐらい疲れきっていたはずなのに、人間というのは現金なものですな、そのあとの演舞はもう異常なハイテンションで元気に乗り切りましたとさ。

おしまい

2007年09月18日

オグシオ

バドミントンの女子ダブルス、小椋・潮田ペアが大人気です。
それでもまだまだバドミントンはマイナーなスポーツです。
ミントンが正しいのに、バミントンと発音される人も結構いますからね。
実は私は高校時代、バドミントン部に所属していました。
ウチの部がなかなか強くて、千葉県で3位になり、関東大会に出場することになりました。
学校で壮行会が開かれたのですが、司会の教頭先生がいきなりこう言いました。
「ではバトン部の諸君、前へ」
何ですか、バトン部って!種目が変わっちゃってるじゃないですか!
そんなわけで、オグシオのお二人にはもっともっと活躍して、バドミントンをメジャーにしていただきたいです。

アナウンサーの動画を見る!

プロフィール

【最近面白かった漫画】
「三月のライオン」
「とめはねっ!」
「宇宙兄弟」
「モテキ」
「へうげもの」
「もやしもん」
「こさめちゃん」
「犬のジュース屋さん Z」

【好きな言葉】
「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」(寺山修二)
「しゃかりきコロンブス」(光ゲンジ)

【担当番組】
ニュースデータで解析!サンデージャーナル、特番など

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