「クロマティ、ちょっとぺタジーニとローズ、ほかは全部失敗してるじゃねえか」
こんなことを巨人の渡辺恒雄会長がおっしゃっていたそうです。
クロマティ。懐かしいですね。その当時の巨人にはもう一人、サンチェという外国人選手がいたのを思い出しました。渡辺会長のおっしゃる通り期待はずれの活躍しかできなかった選手の一人ですが、なぜ巨人ファンでもない私がそんな選手のことを憶えているかというと、高校の友人たちと野球をやって遊んでいたときに、ピッチャーマウンドに上がりながら「サンチェの弟、ヨンチェ」などと言っていたヤツがいたからです。
「サンチェの弟、ヨンチェ」・・・なんと言うくだらなさでしょう。私は一生このフレーズを忘れることができないでしょう。
そんな下らないことを言うやつがいた私の高校時代の話です。
英語の先生が知り合いのアメリカ人を連れてきたことがありました。
私のクラスにはやってきませんでしたが、隣のクラスの英語の授業に姿を見せ、先生の命令で一人ひとつずつ英語で質問することになったそうです。
ほとんどの生徒にとってこれが「人生初の外国人との会話」であり、みんなドギマギしてしてしまい、ロクな質問が出来なかったといいます。
「きょう朝ごはんは何をたべましたか?」と本当にどうでもいい質問しかできなかった生徒は逆に「あなたは何を食べましたか?」と質問を返されてしまい、ドギマギしながら「・・・・お、おでん」と答え、クラスのみんなから「朝からおでんかよっ!」と一斉に突っ込まれることになりました。生徒たちは大盛り上がりですがアメリカ人はきょとんです。
そのアメリカ人は金髪でヒゲを生やしていたのですが、いきなり「アー ユー バース?」と聞いたやつもいたらしいです。「阪神タイガースの選手、バースに似ているって言われたことありませんか?」と聞くだけの英語力がなかったせいですが、それにしてもアホですな。