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下北沢で最先端の感性に触れよう!

年末年始は千葉の実家に帰りました。
正月休みだからといって、ただのんべんだらりと過ごしたりしません。
東京で最先端の感性に触れてきました。
東京の中でも、私は下北沢の劇場にこそ最も進んだ感性がひしめいていると思います。
その証拠に私が足を運んだ劇場の客席には売れっ子俳優や時代の寵児といわれる脚本家、大ヒット映画の監督、人気テレビドラマの監督の姿がありました。「今最も若者の支持を受けている一人」と形容されるような人が何人もいたのです。

上演された作品自体も素晴らしいものでした。
私はこの劇団を主宰し、脚本・演出を手がけているKさんを昔から尊敬したのですが、もはや神の領域に達しておわしますように思われました。
ところが、そのKさんがカーテンコールで舞台上に現れた時、心に浮かんだフレーズは「うわっ、また太った・・・」でした。
・・・・悔しいですっ!
「最先端の感性に触れる」などと高尚な目的を掲げておきながら、結局そんな「パッと見」に反応してしまうなんて何たる俗人ぶり!自分がとてもレベルの低い、下らない人間に思われました。

悔しさのあまり噛みしめた唇から血をダラダラ流しながら(ウソです)ロビーに出て行くと「あそこの構成は違うよなー。タネ明かしはもう少しあとにした方が絶対いいよ」と声高に語っている若者がいました。驚きました。あんなところでよくもまあ。大変な勇気の持ち主です。さてはこの人・・・・バカですな。

下北沢の駅で帰りの電車を待っていると、客席で見かけた今もっとも若者の支持を受けている一人と言われる人たちのうちの二人、映画監督とテレビドラマの監督が2ショットで電車を待っていました。支持している一人として、私は同じ車両に乗り込み、二人の会話に耳をそばだてました。これも最先端の感性に触れようという姿勢からです。時代の先端を行くお二人があの舞台を観てどんな感想を持ったのか?・・・残念ながらほとんど聞き取れませんでした。でも一つだけハッキリと聞き取れたコメントがありました。
それは・・・・「太ったなー」でした。

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プロフィール

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「三月のライオン」
「とめはねっ!」
「宇宙兄弟」
「モテキ」
「へうげもの」
「もやしもん」
「こさめちゃん」
「犬のジュース屋さん Z」

【好きな言葉】
「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」(寺山修二)
「しゃかりきコロンブス」(光ゲンジ)

【担当番組】
ニュースデータで解析!サンデージャーナル、特番など

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