結婚式翌日の夕方、Tさんとデューティーフリーショップの中を歩いていたら、きのうの結婚式で知り合った40歳代の男性、Aさんと、30代の女性、B女史の二人組に出くわした。
「ドッグレース行きませんか?」
いきなり誘われたが、全く興味がないのでキッパリとお断りした。
「じゃあ、このあとどうするんですか?」
「ご飯食べに行きます。ベトナム料理の店が割りと旨いってことなんで、行ってみようかなと・・・」
挨拶程度の会話をして別れた。
ベトナム料理の店は確かに旨かった。
日本で私が知っているベトナム料理の店より本場に近い味つけになっている気がしたが、お客さんの大半は日本人らしく、メニュー表も日本語で書かれていた。
「野菜とキノユのスープ」
そういえば以前サイパンに行った時も「レストラソ」って看板を見かけたっけ。
外国の人にとってカタカナって意外に難しいらしい。
「これ、明らかにキノコですよね」などと話していたら、「あ、いた!」という声が聞こえてきた。
AさんとB女史だった。
そして、二人はまっすぐ我々のテーブルまで歩いてきてこう言った。
「ドッグレース行きませんか?」
デジャビュ?