探偵はBARにいる2 インタビューその1
映画『探偵はBARにいる2』主演の大泉洋さんと橋本一監督にインタビューしてきました。大ヒット映画の第二弾、どんな気持ちで撮影に臨んだんでしょうか?
橋本監督「『1作目より面白い』と言ってもらわないとよろしくないだろうというのがあって、脚本作りは勿論なんですけど、現場でも『どうしたらもっと面白くなるだろう?』ってすごく考えました」
例えば?
橋本監督「大泉さんにもっと危ないことをやって頂く方向にどうしてもいかざるを得なかったですね(笑)。過激な方向にアクションが進んでいく・・・・でも、アクション映画じゃないんですよね、この映画。この前プロデューサーに言われて初めて目が覚めたんですけど・・・・・」
大泉さん「ファハハハハッ!僕も何となくこの人はアクション映画を撮ってるつもりなんじゃないかなー?と思ってはいたんです。でも仕方ないと思いますよ。あんだけアクションやっちゃうと。1作目ももうすでにレンタルビデオでアクションコーナーに置かれてると思います」
どんどん監督の要求が過激になってきたときはどうするんですか?
大泉さん「監督も『無理なときは無理と言って下さい』って言うんですけど、実際に『無理!』と言わなきゃいけないタイミングが来るとやっぱり言えないもんなんですよ。今回も路面電車と車が並走していて、路面電車から車に飛び移るシーンがあって、朝まで道路を封鎖しての撮影だったんですけど、本番前に『テストしましょー』っていうところで監督が『申し訳ないっ!もう太陽上がるんで行かして下さい』って。だからもうぶっつけ本番ですよ。テストなしで。そんときやっぱりねー、『危ないじゃないか!』とはやっぱり言えないですよ。太陽が上がると思ったら。僕も道路の封鎖がその日しか出来ないとわかってたんで。なかなか『NO!』とは言えないですよ、役者っつうのはねー」
監督「・・・・申し訳ない。そのときはもし何かあったら、僕も一緒に飛び降りて死のうと・・・・・」
大泉さん「全然何にもならないですけどねー」